2005-10-01から1ヶ月間の記事一覧

くりえいちぶ幻想

滅多に作品を発表せず、ベストセラーとも縁がないが、一部では熱心に支持されている小説家や漫画家がいる。そのたびに「このひとはどうやって生活しているのだろう」と思い、著者インタビューのたぐいを読んで、「じつはサラリーマン」「じつは大学教師」「…

しかし

上に書いたテキストはひょっとしたらGoogleのTips集みたいな本ですでに指摘されていることかもしれず、だとしたらかなり恥ずかしい。

google八分された!

Googleでためしに自分の携帯電話の番号を検索してみた。ところが結果は「該当するページが見つかりませんでした」。ハイフン付きで「080-****-****」と検索しても、ハイフンなしで「080********」と検索しても同じこと。「080********」なら、何かの拍子でそ…

お仕事

それよりも本当にのっぴきならないところに差し迫っている仕事を、どうにかしなければ。「いつも何処でもどこでも 誰かに追われてる そんな気がする今日 日曜日」

百人町

打ち合わせで百人町。いまだに大久保駅と新大久保駅の関係が判らず、混同しそうになる。百人町といえば、いまでは猥雑な魅力を持つ国際都市になっているが、大正時代はどうだったのだろう。 そんなことを気にするのは、オレが愛読している戦前の文筆家の何人…

僕の小規模な勘違い

神田の古書店街は、JR神田駅が最寄り駅だと思っていた。 神田の古書店街は、いまでも昭和30年代のような木造平屋の店が並んでいると思っていた。 同じJRでも、山手線から中央線に乗り換えるときには、いちど改札を出て、切符を買いなおさなければならないと…

編集者Asanaoのブログ - メッセンジャーのメンバー増加

http://asanao.exblog.jp/2380055/ ああ、この感覚は判るなあ。 恋愛がらみを除けば、ネットでは「出会う」のは簡単だけど、「別れる」のは意外と難しい。たとえばmixiやはてなアンテナでも、ほとんど疎遠になったひと、どうも自分が最初に期待していた内容…

唐突に思った

岩波文庫や新潮文庫の「定番」は、「持ってるはずなんだけど、探すのが面倒くさくて買いなおした」というひとたちによって売り上げのそれなりの部分を支えられているのではないか。

女性専用車両

そうとは知らずに女性専用車両に乗ってしまう。そこは朝のラッシュ時だけ女性専用になる車両だったのだが、それでもやはりばつが悪い。これは触らないと面白さが判らないというコンセプトのモダンアートにべたべた触っているひとを見て、「美術館にあるもの…

東西線

かつて「東西線はあたしを乗せても新宿に降ろしてくれなくて」と唄ったのは椎名林檎だが、思えば東西線は不思議な路線で、新宿や渋谷といった規模の大きなターミナル駅にはまるで接続されていない(高田馬場や中野を「ターミナル」と呼ぶのは、いささか苦し…

得る歓び

聴く歓び作者: 柴田南雄出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1983/09メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (2件) を見るこういう書名だけは知っていたが、現物は一度も見たことがなかった(古賀書店でさえも!)本がひょっこり見付かるのだから、…

タグ重要

もともと仕事用のメモ帳として使い始めたはてなブックマークだが、次第にネタ的な記事をクリップする機会が増えた。やはりタグをきちんと付けるのは重要である。もしタグを付けていなかったら、まったく同じ記事をGoogleで検索しなおすという間の抜けたこと…

などと

はてなダイアリーやmixiでよしなしごとを書き連ねていますが、いま抱えている仕事に関してはきちんと執筆を進めているので、ご安心ください、ここを見ている関係者のみなさま。

岩波書店 - 本が届くまで

http://www.iwanami.co.jp/todokumade/index.html*1 こういうノウハウや裏話を公開している出版社のサイトは、ありそうでないよなあ、と思ったので取り上げる。 ともあれ原稿整理の、 著者が必死で取り組んでいるようです。原稿の締め切り日は、執筆の依頼を…

息長きかな、メソッド

昨日、クラシック音楽関係の「○○メソッド」について調べていて判ったのだが、「定番」の地位を獲得した教則本はじつに息が長い。 たとえば柴田南雄はクラシックに興味を持ち始めた当初のオレにもっとも影響を与えた音楽評論家だが、残念なことに彼の評論集や…

メソッドあれこれ

音楽系の「メソッド」で、わりと有名なものを集めてみた。 鈴木メソッド(バイオリン) http://www.suzukimethod.or.jp/ 斎藤メソッド(指揮) 斎藤孝の「斎藤メソッド」が有名になりすぎたせいか、斎藤秀雄の「斎藤メソッド」に関するサイトはあまり見付か…

トツカ・ピアノ・メソッド

http://home.inet-osaka.or.jp/~totsuka/ 「○○メソッド」という言い回しが何がきっかけで日本語として定着したのかを調べているあいだに、上のサイトを見付けた。 よく知っている曲であるならぱ、楽譜なしでもメロディと鍵盤の位置関係がわかれぱ、あとはど…

ネットリテラシー?

法月綸太郎の短篇推理小説に、被害者の学生が書いていたウェブ日記が重要な証拠になるものがあったと記憶する。あらゆる可能性を疑ってかかるのが法月作品の特色だが、この短篇では「日記は本人以外が書いているのでは?」や「日付が捏造されているのでは?…

コンビニiTMS

http://www.sej.co.jp/shohin/itunes.html http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0510/20/news020.html 夜中に(すなわちついさっき)セブンイレブンに行ったら、iPod nanoのチラシが置いてあった。セブンイレブンでiPod本体とiTMSのプリペイドカードが買…

オレを通り過ぎていった検索エンジンたち

今年でオレがインターネットを利用するようになってから、10年になる。そこでどんな検索エンジンを愛用してきたか、記憶の範囲内でつづってみる。 最初の2年ぐらいは、メールのやりとりがおもで、知り合いのサイト以外をじっくり読む習慣がなかったので、検…

異表記

前にも書いたが、「黒澤明」に関する情報をGoogleで検索すると、「黒沢明」としか表記していないサイトは検索の対象外になる。こういう表記に揺れのある固有名詞をきっちり拾える、「日本語に優しい」検索サービスはないものか。 あ、GooだとGoogleよりは正…

ヒグレサト

山田正紀の短篇小説に、上京したばかりのころに「日暮里」の読みが判らず、「ヒグレサトにはどう行くのが近いんでしょうか」と訊ねて恥を掻いたというエピソードから始まるものがあった。これではじめて「日暮里」という地名が東京にあるのを知ったオレは、…

間合い

僕の小規模な失敗作者: 福満しげゆき出版社/メーカー: 青林工藝舎発売日: 2005/09/25メディア: コミック購入: 21人 クリック: 367回この商品を含むブログ (342件) を見る恋愛対象との間合いの取りかたがつかみきれず、情けない思いをしたことがあるひとは必…

これはアフィリエイトではない(いまのところは)

iTunesリンクメーカーという便利なツールを見つけたので、ちょっと実験。 上の「iTunes」アイコンをクリックすれば、iTMSでカルロス・クライバー/ベルリンフィルのベートーベンの交響曲「5番」と「7番」を購入する画面になるはず。いきなり課金されてダウン…

しょうがくせい

昨日は力が入ったわりにどこか空回り気味の文章を書いたので、今日は短めに。 世田谷区ホームページ削除命令事件の経緯 http://www.asahi-net.or.jp/~gu7a-hsmt/keii.htm 「開かれた学校」HPが落とし穴 ネット殺害予告 http://www.kahoku.co.jp/news/2005/10…

石原藤夫がいつの間に……

靖国神社一問一答作者: 石原藤夫出版社/メーカー: 展転社発売日: 2002/12メディア: 単行本この商品を含むブログ (3件) を見るだらだらとネットを徘徊していて見付けた本。「この石原藤夫って、あの石原藤夫じゃないよな」と思ってアマゾンの「著者紹介」を調…

「ビデオiPod」のもたらす衝撃

http://it.nikkei.co.jp/digital/news/index.aspx?i=20051014ea000ea*1 新型iPodに関するニュースサイトを読んでいて、ついにiPodがFireWireには対応しなくなったのを知り、物寂しさを感じたオールドモダンMac(何のことやら)ファンは多いだろう。FireWire…

とりあえず運営開始

http://yskszk.org/mt/ まだまだカスタマイズの必要があるが(とりわけデザイン面)、本日より本格的に運営することにした。説明文にもあるように、「文字や文章、書籍に関する話題」を専用に扱うので、それほど頻繁には更新しないと思う。書籍の感想にして…

足の親指

バタイユに「足の親指」という論文がある。このなかで彼は「器用な動きと確固とした性格を意味」する手の指と対比させた上で、足の指を「遅鈍と低級な愚劣さを意味」するものとして捉えているのだが*1、果たしてこの理解は正しいのだろうか。人類は二足歩行…

冷たいビールがない時

http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2005/10/10/20051010000011.html 「朝鮮日報」に載ったこの記事が一部で人気を呼んでいるが、麦酒に氷を入れるのは東南アジアではそれほど奇妙な習慣ではない(こうして新聞の「くらしの知恵袋」に載るからに…