河原温ごっこ

数日間ほど更新しないでいると、「死んだのではないか」と思われがちなので、無意味に更新する.T

ひとは自分の死ぬ日を選べない

人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2001/03メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 110回この商品を含むブログ (105件) を見る人間臨終図巻〈2〉 (徳間文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 200…

「書けない」ことを書く

起床時刻と就寝時刻が日によってばらばらという生活を続けているので、「日記」として、ここに書くことはない。でも特別な事情がなければ連日更新を基本しているので、とりあえず更新するだけはする。 ゆえに「もっと内容のあることを書け!」と言われても困…

七瀬が正しく映像化される

家族八景 上巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-1)作者: 清原なつの,筒井康隆出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2008/03/05メディア: コミック購入: 3人 クリック: 34回この商品を含むブログ (36件) を見る家族八景 下巻 (KADOKAWA CHARGE COMICS 16-2)作者: 清…

今後はカッパブックスなみに、誤字脱字のないブログを目指します!

誤字がどうの誤変換がこうのといった話をコメント欄で続けているうちに、機会があれば触れたいと思っていた韓国の出版事情について書きたくなった。 関川夏央『退屈な迷宮』によれば、韓国人の編集者は日本人の編集者からすれば、仕事らしい仕事をほとんどや…

本日のamzon.com

http://www.amazon.com/dp/2070295826/ 『狂気の歴史』amazom.comのフランス語の原書で購入。もちろんえ英訳ではない。 『言葉と物』と『監獄の誕生』をフーコーの彼の主著として捉える向きは、「いまさら『狂気の歴史』を買うとは」と失笑かもしれない。し…

馬鹿息子、さらに馬鹿になる

新装版 考えるヒント (文春文庫)作者: 小林秀雄出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2004/08/03メディア: 文庫購入: 20人 クリック: 175回この商品を含むブログ (119件) を見る中学生のころから「日本に論理的な文芸批評が定着しなかった最悪の元凶ははこの男…

最近のお仕事

来週発売になりますが、宝島社sugoi文庫『音楽誌が書かないjポップ批評 Mr.children』に寄稿しました。手元にゲラのコピーを保存しておらず、おまけに初出誌が実家にあるの、タイトルは不明ですが、桜井と小林武史の対立を軸に歌詞ではなくサウンド面からの…

本日の実家より届きしもの

来たるべき大岡昇平論のための資料としてう、母に送ってくれるように頼んだものが届くく。新潮現代文学 (23) 大岡昇平 野火 事件作者: 大岡昇平出版社/メーカー: 新潮社発売日: 1978/12メディア: 単行本この商品を含むブログを見る初期の代表作と『野火』と…

本日のネットショップ(食物)

[rakuten:dogworld01:903875:detail] L'idiot de la familleのために購入。クレジットカードで買ったほうが安いのは判っているが、カードの使いすぎで自己破産に陥るのが恐ろしいので、銀行振込で購入。振込料で、いくら損をしたことか。とまあ、何かと世話…

本日のネットショップ(書物)

人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2001/03メディア: 文庫購入: 18人 クリック: 110回この商品を含むブログ (105件) を見る人間臨終図巻〈2〉 (徳間文庫)作者: 山田風太郎出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 200…

本日の読書(ただし読み終えていない)

国語審議会─迷走の60年 (講談社現代新書)作者: 安田敏朗出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/16メディア: 新書 クリック: 18回この商品を含むブログ (34件) を見るどことなくオフビート気味の文体が好み。このところ国語国字問題や国語審議会に関する文…

本日の過失

http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080508/trd0805080326000-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080508/trd0805080326000-n2.htm 上の記事に関しては8日付けの記事で批判的なことを書いたが、 阿川弘之と阿川直之を混同していた 「非常識」を「…

「このこの おなかを きるのですか?」

スイッチョねこ (フレーベルのえほん 7)作者: 大佛次郎,安泰出版社/メーカー: フレーベル館発売日: 1975/08メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 10回この商品を含むブログ (6件) を見る大佛次郎みずからが「依頼されて書いたのではなく、自発的に書いた数少…

実印をめぐる実際的な疑問

オレが現役の学部生・院生(1989年から2008年1998年まで)だったころは、履歴書の「氏名」の欄に実印を押すのがマナーというか、常識であった。しかいいま市販されている履歴書の「記入例」に実印を押すのを推奨しているものなど、どこにもない。「実印重視…

これから読む本

自分にプレッシャーをかけるために、優先的に読むつもりの5冊の本にリンクする。いずれも入手済み。順不同。国語審議会─迷走の60年 (講談社現代新書)作者: 安田敏朗出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/11/16メディア: 新書 クリック: 18回この商品を含むブ…

本日の読了本

中島敦 父から子への南洋だより作者: 川村湊出版社/メーカー: 集英社発売日: 2002/11/05メディア: 単行本この商品を含むブログ (6件) を見る初版を手にしたのはだいぶ前だか、実際にきちんと通読したのはこれが初めて。長男から送られてきた手紙の文字遣いの…

美味し国、シャム

昨日は友人ふたりとともに地元のタイ料理店で夕食。美味し。しかしプミポン国王の肖像画が飾られていないのを、奇異に思う。生粋のタイ人が営業している店なら、かならず飾られているのに。はたまたオレが見落としていただけか。

阿川尚之、この唾棄すべき暗愚

【正論】慶応大学教授・阿川尚之「マスコミの常識」は非常識 http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080508/trd0805080326000-n1.htm http://sankei.jp.msn.com/life/trend/080508/trd0805080326000-n2.htm Voltaireの"Ecrasez infâme"を座右の銘とするオレは…

馬鹿猫の想ひ出

本日は猫とハイテクについて書いたので、思い出話をひとつ。リアルタイムで書いたかもしれないが。いまから5年くらい前になるが雑誌に載せる短い文章を書いていて一休みしたところ、馬鹿猫が"Delete"キーを押した。ごみ箱に何かが入っていると、「ごみ箱を空…

日常の謎

固定電話の留守電機能はいつもONにしてあるのに、いつの間にかOFFになっていることが多い。なぜなのだろうと気にしていたのだが、固定電話が置いてあるのはわが駄猫が居間からダイニングに通り抜けるためによく使うルートなのだ。そのときに肉球で「留守電」…

いただいた本と注文した本

だいにっほん、ろりりべしんでけ録作者: 笙野頼子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/04/26メディア: 単行本購入: 4人 クリック: 15回この商品を含むブログ (14件) を見るポケットマネーで買ったあと、著者もしくは担当編集者から献本されるという、一般的…

ベルギー文学は存在するか

『ヘタリア』(ISBN:4344812751)には名前は誰でも知っているが、なぜか登場しない国がある。それはオランダとベルギーである。ベルギーもオランダも文化や芸術の面では大きな業績を残している国だが、『ヘタリア』はおもに19世紀後半から20世紀の軍事と政治…

本日のオンライン注文

今回はどちらもbk1にて。愛別外猫雑記 (河出文庫)作者: 笙野頼子出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2005/12/03メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (29件) を見る昨日の日記で作家と装幀の関係について書いたら、とある友人…

本日のオンライン注文

文壇論争術 (1962年)作者: 大岡昇平出版社/メーカー: 雪華社発売日: 1962メディア: ?この商品を含むブログ (2件) を見るスーパー源氏より。本文の生態学―漱石・鴎外・芥川作者: 山下浩出版社/メーカー: 日本エディタースクール出版部発売日: 1993/08メディア…

装幀と小説

たとえば日本の近代文学がそれなりに好きなひとなら、自宅の書棚に谷崎潤一郎、太宰治、三島由紀夫などの文庫本、とりわけ新潮文庫が並んでいるだろう。またどんな表紙なのかも思い出せるだろう。しかし装幀を手掛けたのが誰かと問われて、正確に答えられる…

左翼の安売り

国語審議会の連中はアカである。彼らが礼讃するのは、共産主義の国、中国の言語政策であり、その強力な政治力は彼等の羨望おく能わざるところである。中国がローマ字化に踏み切ったと聞いて感涙にむせび、連れ立って視察に出掛けたが、意外にも、毛沢東は試…

ひとは愛するものについて語ると、つねに挫折する

“文学少女”と神に臨む作家 上 (ファミ通文庫)作者: 野村美月,竹岡美穂出版社/メーカー: エンターブレイン発売日: 2008/04/28メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 271回この商品を含むブログ (222件) を見る読了。“文学少女”シリーズは倫理的な理由から小説を…

少年漫画のルビ

生まれて初めて純粋に漫画を読むことだけが目的で漫画喫茶に行く。いまはそこから更新している。仕事で1980年代初頭の少年漫画を読んでいるのだが、「少年ジャンプ」連載作品には漢字にルビが付いていないのを知る(固有名詞を除く)。なお「サンデー」、「マ…

絶望教師にフランス語を学ぶ

Twitterで驚愕すべきことを知ったので、忘れないうちに急いで書き込む。オレのFollowrsのひとりに高校でフランス語を教わったひとがいるのだが、担任教師は直説法現在、複合過去、半過去しか動詞の活用を教えなかったそうだ。しかもその教師は「半過去は複合…