ひとは自分の死ぬ日を選べない

人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)

人間臨終図巻〈1〉 (徳間文庫)

人間臨終図巻〈2〉 (徳間文庫)

人間臨終図巻〈2〉 (徳間文庫)

人間臨終図巻〈3〉 (徳間文庫)

人間臨終図巻〈3〉 (徳間文庫)

この本が出版されたのは、1986年から1987年にかけて。ハードカヴァーは中産階級の高校生が買える値段ではないので学校で熟読し、20年後のいまになって文庫で購入。
高校生のころは「やたらと長生き、もしくは夭折したひと」を調べていたが、いまとなっては「自分と同い年で死んだひと」に関心が移るようになった。そういうものなのだろう。ちなみにいまのオレと同じ年齢で世を去ったのはラファエロビゼーロートレック斎藤緑雨国木田独歩宮沢賢治などとなる。何やら不可解な人選だが、自殺でもしないかぎり、人間は自分の死ぬ日を決められない。