2003-01-01から1年間の記事一覧

紅白

18:20発の上越新幹線に乗って帰省する。31日のこの時間帯となると、さすがに乗客は多くない。 実家にたどり着いたときは、紅白歌合戦の真っ最中。個人的には紅白ぐらいじっくり集中して鑑賞したい歌番組もないのだが、母親も妹も「民放の番組にロクなものが…

大晦日に見上げてごらん夜の星

ともあれ

来年もよろしくお願いいたします。総括めいた言葉を書こうと思ったのだが、いかにもどうにもガラではない。

忘年会

S社のYさんと新宿で忘年会兼打ち合わせ。その前に紀伊國屋書店新宿本店で筒井康隆『愛のひだりがわ』(岩波書店)[amazon]を買う。 17:00からアジアンキッチン新宿武蔵野ビル店で軽く呑み、そのあとは新宿ゴールデン街に移動する。焼酎をくいくいといただく…

ベタでもなくネタ的でもない年の暮れ

ホー・チ・ミン市のミラーボール

もはや日課となっている「映像の世紀」再放送を観る。1960年代のアメリカは良くも悪くも興味深く、つい見入ってしまう。安易な譬喩だと承知の上ではあるが、マルコムXの演説はヒップホップの先駆という感じがする。対してマーティン・ルーサー・キングは、黒…

社怪学

19:30より練馬で打ち合わせ。資料として『2ちゃんねる公式ガイド2004』(コアマガジン)[amazon]をお借りする。斎藤環、北田暁大、宮台真司といったかたが寄稿していることから判るように、2ちゃんねるのノリは好きだけど、2ちゃんねる(の一部)を覆ってい…

小掃除

年末なので、台所などをちょこちょこと掃除する。どうせもうすぐ引っ越す(かもしれない)のだから、そのときに一気にリセットすればよいと思うと、徹底的に大掃除しようという気力が薄れるのであった。

年末に部屋を小さく掃除せり

世界知図帳

クリスマスイブに買った『なるほど世界知図帳 '03-'04』を飽かず眺める。 西アフリカの北部にはシエラレオネという国が、南部にはガボンという国がある。前者の首都の名前はFreetownで、後者はLibreville。訳せばどちらも「自由な街」という意味になる。こう…

ジュンイチロー

昨日、小泉首相が冬季休暇に入って都内の映画館で映画を鑑賞した、というニュースをやっていた。ジュンイチロー先生は何を観たのだろうか。『ラスト・サムライ』あたりが順当な線なのだろうが、息子が出ているからといって『踊る大捜査線 BAYSIDE SHAKEDOWN2…

バースデイ

誕生日だった。チョコレートケーキをいただく。ケーキを食べるのなんて、久しぶり。それ以外は特筆すべきこともなく、いつもと同じ日曜日を日曜日としてすごす。

地図帳を飽かず眺める誕生日

暗い土曜日

毎日毎日読んだ本の感想ばかり書いているのは、私生活では大して面白いことがないからなのだが、今日の面白くなさは格別であった。起床時刻が15:30で、所持金が200円しかない土曜日にできることといえば、読書と「映像の世紀」を観ることぐらいしかないでは…

形而下

山田正紀『サイコトパス』読了。このひとの小説は形而上的な大風呂敷を広げるわりには、ネタの処理の仕方が形而下的というか、身も蓋もないことが多い。このギャップゆえに、しばし「中盤までは面白いのに、ラストが物足りない」と評されるのだろう。この「…

正紀さん形而下的に解決す

ミコグニョ

巫女 GNYO/Linuxというディストリビューションがリリースされていることを知り、とりあえずCD-ROMに焼いてみる。セーラー服やメイド服といったアイテムには無反応なオレだが、なぜか巫女にだけは萌えるのであった。

批評

アマゾンから届いた菊地成孔『スペインの宇宙食』を拾い読み。それと同時併行で小林秀雄『Xへの手紙・私小説論』も読んでいるのだが、学術論文的ではない「批評」の書きかたはこの80年ばかり、ほとんど変化していないのだなあ、と思ったり。濫読にもとづく…

明けがた近くにコンビニに出掛けたら、雪が降っていて驚いた。

巫女さんに萌えたりもする雪の夜

回顧

つまらないディレッタントなので、今年読んだ本のベストテンなどを選出してみる。今年出版されたものとそうでないものに分けてみたが、あまり深い理由はない。 フィリップ・ゴーレイヴィッチ/柳下毅一郎・訳『ジェノサイドの丘』(WAVE出版) 東浩紀/大澤…

ベストテン選んだあとで恥を知る

年賀欠礼

以下、仕事関係でお付き合いのあるかたにお知らせ。 今年は1月に父が亡くなったため、年賀状を欠礼させていただきます。本来なら今月初旬までには年賀欠礼状をお送りすべきでしたが、忙しさにまぎれ、送りそびれてしまいました。申し訳ありません。来年度も…

小林秀雄の「呪縛」?

といったレトリックはいかにも安っぽい小林秀雄風だが、じつは小林秀雄をまともに読んだことはない。せめて『感想』ぐらいは読んでいないと恥ずかしいよなあ、と思って新宿まで赴くが(『本居宣長』でも『モオツァルト』でも『近代絵画』でもなく『感想』な…

War is Over

21世紀になって以来、クリスマスソングの新定番として急速に定着した感のある"Happy Christmas (War is Over)"だが、Gackt様やあややが歌ってもむず痒い感じしかしないのに、グッチ裕三が歌うと素直に感動できるのはなぜなのか。おそらくそこには、たまたま…

イヴの夜小林秀雄を買ひ求む

チャーチル

「映像の世紀」第2集を観る。尊厳なき大量死だなんて言われると、笠井潔の議論を思い出してしまったり。チャーチルがノーベル平和賞ではなく文学賞を受賞したというのは、ちょっとした歴史トリビアだと思うのだが、いまどきの若いひとがチャーチルを知ってい…

このミス

そういえば『このミステリーがすごい! 2004年版』(宝島社)[amazon]もいつの間にか店頭に並んでいたのだが、今年は推理小説の新作をほとんど読めなかったので、買う気が起きず。読書ガイドとしてまっとうに活用するのではなく、自分の読んだ作品を誰がどん…

たぶん今年最後のアマゾン

アマゾンで注文する。 菊地成孔『スペインの宇宙食』(小学館) [amazon] 山田正紀『サイコトパス』(光文社) [amazon] 『スペインの宇宙食』、何をいまさら買っておるのかという感じだが、年末年始にだらだらと読むには相応しい気がしたのである。

チャーチルは文學者として名を殘し