War is Over

21世紀になって以来、クリスマスソングの新定番として急速に定着した感のある"Happy Christmas (War is Over)"だが、Gackt様やあややが歌ってもむず痒い感じしかしないのに、グッチ裕三が歌うと素直に感動できるのはなぜなのか。おそらくそこには、たまたま職業として音楽家を選んだだけの人間と、ポピュラー音楽に骨の髄まで絡み取られた人間の違いがある。「歌詞に込められたメッセージ」を理解しているかどうかなど、さほど重要な問題ではあるまい。