2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

格付け

orkutは面白いけど、自分の友人をレイティングするのは何だか照れる。「trusty」はともかく、友達のクールさやセクシーさなんて、点数で評価できるようなものでもないだろう。異性でも不自然だし、同性ならもっと不自然。といいつつ、いろんなひとのファンだ…

じつは同じ

今日もひとりで外食。駅前ではこれといった店が見付からず、豊島園のほうまで歩いたところ、わりと感じのよさそうな焼き鳥屋があったので入る。最近開店したばかりらしい。旨いし、店の雰囲気も悪くないのだが、店主(「マスター」と書くのは、ちょっと恥ず…

中国の不思議な学長

「モーパッサンからダイエット・コークまで」(日曜社会学別館:出不ろぐより) 中国の大学で嫌味たっぷりにイーグルトンやソーカルをこき下ろす蓮實重彦。

南京で嫌味を垂れる蓮實翁

『ハイスクール1968』[amazon]読了。この本で描かれる映画や漫画やロックンロールへの熱狂は、われわれにとっても近しい。しかし若手の国語教師が配ったプリントがきっかけで現代詩に目醒め、小林秀雄訳のランボーの詩集をつねに持ち歩き、田村隆一の朗読会…

日常

月曜日の朝が締め切りの仕事を、期日までに終えられそうな目途がつく。 宿主が実家に帰っているので、夕食に誰か誘おうかとあれこれ考えているうちに、18:30になってしまい(もちろんそのことだけを考えていたわけではないのだが)、コンビニ弁当と野菜ジュ…

詩の凋落 Jポップの土壌なり

ともあれ

網野善彦が亡くなられたのは、かえすがえすも残念。地味な扱いを受けているけど、森浩一との共著『日本史への挑戦―「関東学」の創造をめざして』(大巧社)[amazon]が特に好きな1冊。

riot in Komaba

『ハイスクール1968』をさっそく読む。 実をいうとわたしは、中学三年生の春休みに神田の三省堂の二階にあった教科書売場を訪れ、数I、数IIB、数IIIからなる高校課程のすべての教科書を買い揃えていた。(中略)高校一年生の授業が開始され、級友たちが初歩…

日常

15:00から18:30まで麹町(といってもT社ではない)で打ち合わせ。打ち合わせの時間的な長さと内容の充実度は反比例するのが世の習いだが、今日は長さに見合った有益な話ができた。やはりコンテンツの充実より、インフラの整備ほうが大切なのである。インフラ…

高校に紛争起こりて四方田萎う

きっとおかしなことを書いている

オープンソースをめぐる議論が非当事者からは「どうでもいい」と思われがちなのは、そもそも「プログラムは著作物だ」と言われてもぴんとこないひとが多いからだろう。コンピュータ・プログラムはその性格上、特許によって保護されるべきだったのに、ソフト…

正紀たん

押井守の『イノセンス』は公開前から評判になっているのに、山田正紀がノベライズを手がけている[amazon]のがあまり話題になっていないのはなぜか。業界内での知名度は同じくらいなのに、世間的な知名度が違いすぎるひと同士がタッグを組むと、「どっちかが…

イノセンス山田正紀が字を起こす

端的に無能

同じ言葉を扱う仕事といえども、広告系と出版系ではノリが違うと以前から思っていた。はっきり言って出版系の人間は、広告系に較べるといろいろな面でちゃらんぼらんにすぎる。「オレの表現」「オレの企画」に対するロマン主義的な信憑が強すぎ、かえって細…

出版系広告系では役立たず

デリダ

坂本龍一"Derrida"[amazon]を聴く。大して期待せずに買ったのだが、意外と面白いんじゃんか、これ。ポストロック周辺が好きな若い子に、坂本龍一の「音響寄り」の近作を作者名を伏せて聴かせたら、どんな感想を持つのだろうか。「新しそうでいて、根が古臭い…

山谷ブルース

昨日から『山谷ブルース』[amazon]を読んでいる。岡林信康の伝記、ではなくて、いわゆる山谷のドヤ街をめぐるルポルタージュ。著者エドワード・ファウラーはジャーナリストでも社会学者でもなく、近代日本文学が専門の人文系のアカデミシャン。いわば専門外…

如月にデリダが山谷で聴く音は

ナニワブシだよ、学問は

音楽著作権の誕生:二つの「著作権」と浪花節に出席。 マスダ氏の講演は、大陸的な"droit d'auteur"と英米的な"copyright"の混同、およびそうした近代的な諸権利と日本の伝統音楽の構造の馴染まなさが、音楽著作権に関する議論が混乱している原因になってい…

死者と青空

かねてより「たとえどんなに軽い内容のものであっても、小説をPCのモニタで読む気にはなれない」と主張してきたオレだが、ついさきほどTTZフォーマットの『死者の書』をダウンロードして、考えが変わった。「読める! 読めるぞぉ!」(©ムスカ) それではさ…

浪花節 droit d’auteurと齟齬来たす

Dropping Bombs On JASRAC

明日はこれに行ってきます。

21世紀のノスタルジック・マン

失恋したり、会社を馘首になったり、ママンが死んだり、目醒めたら毒虫になっていたり、国境の長いトンネルを抜けた木曾路がすべて山の中であったりするような劇的な出来事があったわけでもないのに、なぜか深く記憶に刻まれている日は、誰にでもあるだろう…

ノスタルジー喚起されつつ回避する

はてな男子?

例の自画像ですが、彼女に見せたところ、「似顔絵のほうが美男だけど、一応は実物と似ている」と評されました。そうか、はてな顔男性なのか、オレは。たしかにオレと面識のある(あるいは一方的にオレが知っている)はてなユーザーの男性は、ルックスも性格…

ユナイテッドシネマとしまえん

その「散歩の達人」を拾い読みしていて知ったのだが、としまえんの向かいに「ユナイテッドシネマとしまえん」というシネコンができるらしい。家から歩いて行けるところで映画が観られるようになるのは個人的には嬉しいのだが、この辺がシネコンの経営が成り…

ねりま・の・じだい

今月の「散歩の達人」は江古田、練馬、石神井特集。昨年末に「るるぶ練馬区」も刊行されたことだし、これからは確実に練馬の時代がやってきますよ、ええ。 しかしこういう雑誌で「そそられる」店を見付けたときにかぎって、コンビニ食で手早くランチを済ませ…

シネコンで文化が香るとしまえん(だといいなあ……)

しかし

特に書くことがないと、セルフイメージ(しかもウェブというフィルターを通したそれ)についてばかり語ってしまうのは、あまり健全じゃないよね。