2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

どうでもいい雑記

来週末に迫ったフランス語検定の受験票を逸して大いに慌てる。引き出しにしまっておいたつもりが、すでに鞄のなかに収めていたのだと気付いてほっとする。どうもオレははやめに準備をしすぎようとして、あとでかえって困ったことになる悪癖がある。これはお…

「しもたや」と「カタル」とは何ぞや?

むかしの小説を読んでいて、意味が判らない単語が出てきて戸惑うものの、「判らなくても支障はないだろう」と思って読み飛ばしてしまうことは誰でもあるだろう。オレの場合は「しもたや」と「カタル」がどうにも謎であった。 そして「しもたや」が「一階で職…

力士一擲、いかで服装を廃棄すべき

よほど顔が知れている人物を除けば、いまの世の中では服装や顔立ちからそのひとの職業を当てるのが難しくなっている。例外が力士と弁護士と言えよう(弁護士はつねに弁護士章バッヂを服装の目立つところに身に付けるのを義務付けられている)。とりわけ力士…

思い出せないこと

好きな芸術家の名前を唐突に思い出せなくなり、困惑することは誰にでもあるだろう。ほら、あの、異常に小柄で早死にした、個性的なポスターで知られている19世紀後半のフランスの画家だよ。 そしてどうしても思い出せずに、仕方なくネットで検索して、ようや…

槌が勝手に打っちゃうよ

久しぶりにブレーズの"Le Marteau sans maïtre"を自作自演盤で聴いている。「現代音楽なんて、どうせ雑音だらけのつまらない音楽なんだろ」と訳知り顔で言っている人間に無理に聴かせたい名曲である。高音部を発する楽器を多用したパーカッシヴな音楽、と形…

恐るべき書物

高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)作者: 水月昭道出版社/メーカー: 光文社発売日: 2007/10/16メディア: 新書購入: 9人 クリック: 324回この商品を含むブログ (231件) を見るオレはホラー小説などを読んでも、面白いと…

犬を連れた奥様についていく猫

動物に興味のないひとには何とも詰まらない話だろうが、自分にとっては面白くていささか感動的な出来事だったので、書くことにする。 今日、いつものように犬を散歩させていたら、同じように犬を散歩させていた中年女性がいた。それだけなら当たり前の光景だ…

還暦ですよ、細野さん

FLYING SAUCER 1947アーティスト: ハリー・ホソノ&ザ・ワールド・シャイネス/細野晴臣,細野晴臣出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2007/09/26メディア: CD購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (114件) を見る「書くべきことがな…

この辞書を使え

今日は特に書くことがないので、大学院生時代の思い出などを。大学院(特に人文系)の実態に関する文章には一定の需要があり、いまでは社会的なトピックとなっているからでもあるが。 中上級者向けの仏和辞典としては、『ロワイヤル仏和中辞典』(ISBN:40107…

文化的な日

今日は文化の日(ところで4月29日を「昭和の日」とするのなら、「文化の日」も「明治の日」にあらため、大正天皇の誕生日も国民の祝日とすべきであろう)である。ゆえに憲法によって保障された文化的な最低限度の生活を送るべく、名作として名高いがこれまで…

「同世代」という罠

大岡昇平と太宰治はともに1909年生まれの同い年である。大学在学中にこれを知ったときには、軽い衝撃を受けた。なぜなら太宰は自分の父親が中学生(新制)のときに死んだ*1「歴史上の人物」であり、大岡昇平は自分が大学生になる直前まで生きていた「つい最…

おじさんとしての小沢一郎

政局が荒れてどうこうという話題にまたもやなったが、気になるのは小沢一郎である。かつて彼は「ダサいおじさん」の典型として女性ライターから揶揄されていた記憶があるのだが、あれはいつごろのことだったのか。あ、そうだ、『おじさん改造講座』(ISBN:41…

ホモソーシャル空間としての2ちゃんねる

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書)作者: 荻上チキ出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2007/10/01メディア: 新書購入: 18人 クリック: 298回この商品を含むブログ (169件) を見るウェブそのものにも、ウェブをめぐる議論にも食傷気味のオレに…

本日の注文

FLYING SAUCER 1947アーティスト: ハリー・ホソノ&ザ・ワールド・シャイネス/細野晴臣,細野晴臣出版社/メーカー: ビクターエンタテインメント発売日: 2007/09/26メディア: CD購入: 3人 クリック: 27回この商品を含むブログ (114件) を見る近年の細野晴臣作品…

中学歴ワーキングプア

『高学歴ワーキングプア 』(ISBN:4334034233)が話題が局所的に盛り上がっていので、まだ読んでもいないが(読んだらいや気持ちになりそうなので)、ちょっとばかり話題に加わる。オレがマスターの1年だったころは、ドクターのTさんとKさん、マスター(だっ…

リア充とリアルとネット

このところいわゆる「リア充」から程遠い日々を送っているが、そもそもリア充とは何であろうか。はてなダイアリーのキーワードによれば、 実際の現実の生活(リアル生活)が充実している人間のこと。ここで言う充実とは、端的に表すなら「コンパ・サークル活…