「しもたや」と「カタル」とは何ぞや?

むかしの小説を読んでいて、意味が判らない単語が出てきて戸惑うものの、「判らなくても支障はないだろう」と思って読み飛ばしてしまうことは誰でもあるだろう。オレの場合は「しもたや」と「カタル」がどうにも謎であった。
そして「しもたや」が「一階で職業を営んでいない、普通の民家」という意味であるのを知った。これを知ったときには拍子抜けした。そんな家はどこにでもあるではないか。しかし、と、はたと思った。ちょっとしたメインストリームであれば、たしかに一階で商売を営み、二階がその営業者のプライベートな場となっている家が少なくない。
あとは「カタル」だが『新明解国語辞典』の第四版によれば、「粘膜の炎症」であるとのとこ。これもいまでは使われない単語となっている。いまではこの病気はどような病名で呼ばれているのだろうか。