2004-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ブンガク

見本をいただいたあとは、Tさんと軽く呑む。話題は著作権とか綿矢りさとか。 作者と主人公は別人格である(いや、同じだったら同じでも、誰も困らないんだけど) 文章はあくまでも「文字」であり、視覚的なイメージを喚起するものではない(いや、喚起しても…

センス

練馬駅前で編集のTさんと待ち合わせ、『[はてな]ではじめるブログ生活』の見本をいただく。 この日記のテキトーなCSSや、この日記のテキトーな小見出しをご覧いただければ判るように、オレにはデザインセンスやネーミングセンスが根本的に欠落しており、自…

中年は出口もないしセンスもない

踏み絵としての「もえたん」

ところで『もえたん』に出てくる例文でいちばん面白いのは、疑いようもなく「The captain is bright.」なのだが、これは何がどう面白いのかを説明すると、まったく面白くなくなってしまう。ゆえに一般メディアが『もえたん』を取り上げるときは、「He is ser…

もえキャピ

中野で編集者のひとを交えて呑む。といっても打ち合わせのたぐいではなく、プライベートな用件で知り合ったひとが、たまたまそうした職業に就いていただけなのだが。まあ、「ヴ・ナロード」という編プロを立ち上げ、『萌える資本論〜もえキャピ』を作りたい…

編プロで萌えキャラ語る資本論

日常

江古田の居酒屋で宿主、妹と呑む。さすがは学生街。旨いのだが、こってりした料理が多い。となりの席に座っていた同年代のカップルと話が弾んでしまい、調子に乗ってグラスワインと生ビールをちゃんぽんで呑む。 そのあとでオレはP.R.O.M.のため、ひとりで新…

プロムにてロックだましい喚起さる

リアリズムの宿

渋谷のシネマ・ソサエティーという映画館で「リアリズムの宿」を観る。基本的には気軽に楽しめるオフビートなコメディなのだが、地方都市のお世辞にも文化水準が高いとは言えない家庭の生活があまりにも「リアル」に描かれていて、途中からちょっとした怖さ…

接点

ちなみに一昨日なくし(て、見付かっ)たCDのリストは、以下の通り。 スガシカオ / 秘密(通常盤) [amazon] カーネーション / ANGEL [amazon] OutKast / Speakerboxxx/The Love Below [amazon] 宿主とは音楽的なボキャブラリーをあまり共有していないのだが…

大移動

9:45起床。マンション─(京王バス)→中野─(総武線)→新宿─(山手線)→渋谷─(京王バス)→中野車庫─(京王バス)→中野─(京王バス)→練馬─(徒歩10分)→マンション。12:45帰宅。 と、午前中だけでいろいろなところで乗ったり降りたり。疲れた。おかげで今週…

リアリズム突き詰めすぎはアンリアル

日常

例によって、おかしな時刻に寝たり起きたりの1日。おかげで自分のメールや掲示板での書き込みがが、今日書いたものなのか、昨日書いたものなのか、判らなくなることもあったり。 輸入権やら貸与権やら47氏逮捕やらで、いろいろと言いたいことがあるのだが、…

告知!

『[はてな]ではじめるブログ生活』の発売日と定価が正式に決定しました。目次などのデータは上記リンクからご覧いただます。今月末には、都内の主要書店に入荷されるはずです。 bk1などではすでに購入できるので、「早く読みたい!」と思っているひとは、…

ニッポンはいい国だなと感歎す

WinnyBBS

今日売りの「AERA」に、Winnyに関する記事が載っていた。Winnyはファイル交換機能よりもBBS機能のほうが重要だとする論旨。これはこれで正しいのだが、P2Pを使った掲示板がが2ちゃんねる以上の無法地帯になりかねないのを恐れているのは、過剰反応なのではな…

紛失

打ち合わせのあとは、タワーレコードでCDを3枚購入。しかし帰りのバスの車内に忘れてしまう。「いまさらOutkastの『Speakerboxxx/The Love Below』なんて買ってるんじゃねえよ。しかも輸入盤とはナニゴトだ!」と、ヒップホップの神様がお怒りになられたので…

フニャモラ・ライター・サバイバー

代々木で打ち合わせ。40歳をすぎたライターはどうやってサバイブすべきかで、話が盛り上がる。打ち合わせの相手からは、 「ヒョーロンカ」になる 編集プロダクションを作る 有名人のゴーストライターになる という選択肢を提示される。ひとを使ったり、ひと…

「輸入盤でしか手に入らない日本人アーティスト」問題

一昨日の問いかけに対して、junne君から丁寧な返答が。ありがとう。 junne君が例に挙げているこれらの輸入盤が「日本人ミュージシャンの作品だから」という理由で「還流CD」と見做され、日本国内では入手できなくなったとしたら、作り手にとっても聴き手にと…

お詫び

スタイルシートの設定を変更するのに、この日記を一時的にプライベートモードに設定して、そのまま数時間、パブリックモードに戻すのを忘れていました。すみません。

P.R.O.M.

毎回、ゴキゲンなロケンロールでみんなを楽しませるイベント、P.R.O.M.の第9回が、今月の22日に開催されます。 今回のゲストDJは、私たち音楽関係者は、著作権法改定による輸入CD規制に反対しますでメインスタッフとして活動している小野島大氏。当日は 輸…

フリーライター 行き着く果てはどこへやら

謎のクレジット

斎藤健次・原作/青柳祐介・作画の『まぐろ土佐船』(第1巻 [amazon]、第2巻 [amazon]、第3巻 [amazon])を読む。原作付き漫画の悪い側面が出てしまってはいるが(ネームに頼りすぎ、絵に強い個性がない)、「マグロ漁船」という知っているようで知らない世…

プログラムを書く自由

47氏の逮捕について、知り合いとメールをやりとりしていて考えたこと。 オレ自身はプログラムについては、ディスプレイに「Hello, World」と表示させるのが精一杯のスキルしか持っていない(ここまで初歩的だと、もはや「スキル」でも何でもない)。また「コ…

プログラム書けば何かを幇助する

またもや輸入権

しつこく輸入権の話を続けるが、オレは5年ぐらい前に「アジアの変わったCDを集めた単行本を作ろう」という企画にかかわったことがある*1。そのときに資料としていろいろなアジア音楽のCDを聴いたのだが、ピチカート・ファイブの「東京は夜の7時」や小沢健二…

寓話じゃなかったのね

実家から持ち帰った高橋源一郎『ジョン・レノン対火星人』[amazon]を、新幹線のなかで再読する。新潮文庫版の初版が出たのは1988年の10月で、これはリアルタイムで読んだはずだ。学生運動に関してはまったくの無知だった当時のオレは、「ナンセンスだけどち…

火星人ジョン・レノンとは対決せず

健康/不健康

あらゆる食材や食生活を「健康にいいか/悪いか」というフィルターで二分し、後者を自分の周辺から必死に排除しようとするのは、「不健康」なのではあるまいか。人間は「健康のため」や「生きるため」ではなく、「うまいから」食べるのであって、この「うま…

かあさん/とうさん

西原理恵子『毎日かあさん』(毎日新聞社)[amazon]を読む。やはりサイバラはよい。しかし「お父さんは世界を飛び回るジャーナリストで、お母さんは人気漫画家。ペットは血統書付きの柴犬で、自宅は全室フローリングで間接照明」と要約すると、ものすごく文…