2004-03-01から1ヶ月間の記事一覧

本日のアマゾン

名和小太郎『ディジタル著作権』(みすず書房)[amazon] 生来のひねくれ者であるオレとしては、「キミら買うな!」と言われると、どうしても買いたくなるのであった。そもそもオレがその存在を教えた本ではないか(笑)。 しかしこの本といい、『CODE』[amaz…

下町情緒?

早朝、思い立って寝具一式とホットカーペットをクリーニングに出す。こういうときは「安いし、早いし、サービスもばっちりですよ!」的なチェーン店より、老夫婦ふたりがむかしから切り盛りしており、地元のひとたちから地味に愛されている店のほうがはるか…

新刊案内

先週発売された『右クリックの基本+チョイ技―右クリックで、パソコン操作が3倍速く、簡単になる! 』(祥伝社ムック)[amazon]というムックの執筆を一部(というか、かなり)担当しました。この日記を読んでいるひとにとっては「何をいまさら」的な、純然たる…

下町は西にこそあり大東京

転校生

NHKアーカイブスで「なぞの転校生」を観る。転校生はいわば、子供たちが最初に出会う「他者」であり、だからこそ多くのSF作家はジュブナイル作品で、一度は「転校生もの」に取り組むのではないだろうか。小泉文夫の『音楽の根源にあるもの』(平凡社ライブラ…

on the town

アマゾンで注文した"On the Town"[amazon]が届く。ジャズにもミュージカルにもまるで無知なオレだが、バーンスタインの表現主義的で「濃ゆい」音楽は、軽快なラブコメディーにはミスマッチな感じがしなくもない。"New York,New York"は文句なしの名曲だと思…

日常

9:00からお茶の水で打ち合わせ。休日の午前中に都心に出掛けることなど滅多にないので(そもそも起きていない)、周囲の光景がいちいち新鮮に映る。御茶ノ水駅前の交差点では毎正時に、例の生活環境条例への協力を呼びかけるアナウンスを流しているのね。

駅前でプロパガンダの御茶ノ水

追悼

いかりや長介。このひとの映画俳優としての遺作は、結局『踊る大捜査線2』ということになるのだろうか。

自然権

レッシグがらみでふと思い出したのだが、この団体って、いまでは発展的に解消されたんだっけ? 日本の著作権制度は「個人の思想や感情を表現したものなら、書き損じのラブレターでも子供の落書きでもみな著作物」という自然権的な立場を取っている。たとえば…

日常

やたらと眠たく、起きたり寝たりを繰り返す1日。大相撲を観戦していて、シンポジウム「クリエイティブ・コモンズ」のインターネット中継を見逃してしまう。てっきり夕方からだと思っていた……

いかりやの眠る東京寒かりし

本日の買い物

ローレンス・レッシグ『CODE』(翔泳社)[amazon] 『噂の真相』終刊号

レッシグ

「イノセンス」が終わったあとは歩いてGLOCOMまで移動して、レッシグ教授とオープンミーティングに出席。六本木の地理はさっぱり判らないので、10分ぐらい遅刻する。 レッシグのスケジュールが立て込んでいるせいで、実質的なミーティング時間は1時間強。そ…

イノセンス

けやき坂コンプレックスヴァージンシネマズ六本木ヒルズ(長いぞ)で「イノセンス」を観る。上映直前にいささか不快な出来事があったり、その不快感を忘れるために麦酒を呑んだせいで猛烈な尿意に襲われて、ラストの20分は作品に集中できなかったりしたのだ…

金曜は六本木にて森だくさん

接続詞

打ち合わせのときに話に出たのだが、接続詞のあとはやはり読点を打ったほうがいいのだろうか。オレとしては「そして」や「しかし」や「また」のあとに読点を打つと文章の流れが停滞する気がして、意図的に省いているのだが、手元にある本をランダムに手に取…

浮雲

14:00より神保町で打ち合わせ。 行きの電車のなかで二葉亭四迷『浮雲』(新潮文庫)[amazon]を読み始める。ほかに読みたいものが見当たらず、なかば義務的に手にしたのだが、作者がいい意味で悪ノリしているのが伝わってきて、予想外に面白い。下宿先の眼鏡…

二葉亭ロックの奥義つかまえて

仕事

ほんの2、3日手伝えばよいと思っていたのに、結果として2ヶ月近くも付き合うことになった仕事が、もうすぐ終わりそうな気配。これが終わったら、4月末までとある単行本の執筆に全力を傾注しなければ。去年に較べれば今年の著作量は少なくなりそうだけど、そ…

ヴァギナ・ダンダール(だっけ?)

歯間ブラシで歯をごしごし磨いていたら、詰め物が取れてしまう。そろそろ歯医者通いを再開しなければ。なまじフリーランスだったりすると、かえって真面目に歯医者に通わなくなってしまいそうな予感に苛まれつつ。

全没翼型水中翼船

『ニッポニアニッポン』[amazon]読了。大馬鹿エンターテインメント小説として充分に楽しめる出来栄え。オレの場合は母親の実家が佐渡にあり、「たとえ船体の揺れはなくとも、辺りに陸がまるで見当たらぬ洋上をひたすら進むのは、やはり少しも快適ではなかっ…

詰め物の取れて奥歯の老いを自覚せり

日常

六本木ヒルズで打ち合わせ。帰りに青山ブックセンターに寄ってレッシグを買おうと思っていたのだが(これに出席するかもしれないので)、度忘れしていた。『CODE』[amazon]と『コモンズ』[amazon]、先に読むべきなのはどっちなんだろ。 しかし上にリンクを張…

阿部和重『ニッポニアニッポン』[amazon]を読み始める。ヒロインの名前が「本木桜」だったりする時点でまともな小説ではないわけで、まあ、笑って楽しむのが一番であろう。しかしこのひとは、何の才能も特技もないわりには自分が特別な何者かだと勘違いして…

情けない男を描くニッポンジン

地域通貨?

いままで積極的に利用してこなかった、はてなのポイント制度だが、思ったよりも使いやすい。手数料が5パーセントで、ユーザからユーザに直接送ることができるので、ちょっとした謝礼のたぐいなら銀行に振り込むよりも便利で安上がり。何よりもシステムが使い…

確定申告

新桜台の練馬東税務署で確定申告。以前の住所のままで支払調書を送ってきた版元があったので、住民票を受け取りに練馬区役所に寄る。昼下がりの区役所のロビーは人生をリタイアしたお年寄りと人生の目標を見失いがちなヤンキーに満ちており、じつに気怠いム…

金気臭い頭を作る確定申告

いささか怯む

昨晩、試験的にはてなダイアリーの有料オプションを導入し、目立たない場所にアクセスカウンターを設置した。日記を「はてな」に移行してから読者が増えたような感じはあったのだが、まさか一晩足らずのあいだにこれだけのひとがアクセスしているとは。