レッシグ

イノセンス」が終わったあとは歩いてGLOCOMまで移動して、レッシグ教授とオープンミーティングに出席。六本木の地理はさっぱり判らないので、10分ぐらい遅刻する。

レッシグのスケジュールが立て込んでいるせいで、実質的なミーティング時間は1時間強。そのため、「クリエイティブ・コモンズはこういうものなんですよ」というプレゼンテーションに終始し、いささか議論が深まらなかった恨みあり。そもそもレッシグ本人がアメリカ、日本、ヨーロッパでの法制度の違いをしっかり把握しておらず、アメリカ的な著作権法だけを念頭に置いて議論を進めている嫌いがなくもなく、ゆえに日本のぼくら(とりわけすでに商業ルートで文章なり音楽なりを発表し、それで生計を立てているユーザ)がクリエイティブ・コモンズによってどのように幸せになれるのか、具体的なイメージがいまひとつつかめなかった。実際にレッシグの著作やBlogを読めば、その辺の問題がもっと明快になるのだろうが。

ミーティング後はマスダ氏、およびマスダ氏の同級生でGLOCOM講師の上村さんと急ピッチで日本酒を呑み、ここには書けない話をいろいろと。