自然権

レッシグがらみでふと思い出したのだが、この団体って、いまでは発展的に解消されたんだっけ?

日本の著作権制度は「個人の思想や感情を表現したものなら、書き損じのラブレターでも子供の落書きでもみな著作物」という自然権的な立場を取っている。たとえばJASRACは音楽著作権にまつわるもろもろの業務を代行する団体(のひとつ)であって、JASRACに登録していない音楽には著作権がない、というわけではない(このパラグラフの理解が間違っていたら、コメント欄等で指摘してください)。

「著作物を管理するオルタナティブな組織・制度を作ろう」的な運動が日本ではなかなか盛り上がらないのは、上記のような実情のためではないだろうか。わざわざ規約に同意したり、登録作業を実行しなければならない時点で面倒くさくなるというか。地域通貨運動がうまく行かないのも、同じ理由に由来するのかもしれない。