2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

新潟地震

今回の地震の略称として「新潟地震」が定着することには、少し抵抗がある。仙台管区気象台のサイトにもあるように、「新潟地震」とは公式には1964年に起こった地震を指す言葉だからだ。新潟地震をキーワード登録したのは、現在の災害によって過去の災害が忘…

義捐金

ITメディアなどで既報のように、はてな義援金窓口が開設された。現地に行っても足手まといになるだけなのが確実なオレとしては、せめてこうしたかたちで協力するしかないのであるよ。 そんなわけで、限度額ぎりぎりのポイント(大した額ではないが)をさきほ…

偽善者になれるもんならなつちまへ

さらにその後

http://www.tepco.co.jp/kk-np/nuclear/pdf/16102301.pdf 東京電力が発表したPDFファイル。「念のため」地震対策本部を設置したとか。念のため、ね。 http://www.hatena.ne.jp/1098538079 上の件に関する、人力検索サイトはてなにおける質問と回答。 http://…

その後

毎日新聞によれば、柏崎刈羽原発は無事に稼動している模様。最悪の事態は回避できたようだが、当の柏崎市では全面停電が続いているという不条理*1。「地方格差」という言葉の重みが増す。 さらに今回の地震では、交通の便が悪い山間部に被害が集中しているこ…

大地震!

この日記を読んでいるひとの多くは、オレが新潟出身だと知っていると思うので、報告します。オレの実家はとりあえず無事だったようです。しかし上越地方でも強い余震があったことが、心配でなりません。何しろあそこには日本最大級の原発があるわけで、震度6…

アナウンサー難読地名読み違え

結論

少なくとも日本ではSFとミステリで、ハイカルチャーに対する温度差があったのは事実だろう。この事実を無視した上で、どちらも「大衆文化」にカテゴラズして文化研究をおこなうのは、いささか危険なのではないだろうか。

ミステリ

それに対してミステリは、ハイカルチャーや小説以外のジャンルと没交渉であった印象が強い。推理小説を好意的に評価した純文学関係者は多いが、実作品となると坂口安吾『不連続殺人事件』*1、福永武彦の「加田伶太郎」名義での作品*2、中井英夫『虚無への供…

SF

わが国における初の本格的なSF雑誌である『SFマガジン』は、1959年に創刊された。この雑誌の初代編集長である福島正実は「SFは単なる通俗読み物であってはならない」という強い信念を持っており、みずからのSF観に反する作家には原稿を依頼しなかったらしい…

前置き

以下の文章は1990年まではSFが好きでミステリにはほとんど興味がなく、1990年以降はSFをほとんど読まなくなり、もっぱらミステリを読むようになった者が書いています。そのため、かなり歪んだ「史観」のもとに書かれています。もし明白に間違っている箇所や…

SFとミステリひとつにするなかれ

演奏と録音

昨日の「4分33秒」に関する文章がやじうまWatchで取り上げられていて、今日だけでやじうまWatch経由で1800件ものアクセスがあり、ちょっと驚きました。 ちなみに「波形編集ソフトで『4分33秒』を作ると、『演奏』と『録音』の区別が付かなくなることの不思議…

ミュージション

写真は地下鉄東西線で見かけたMUSISION新江古田の広告ポスター。読みづらいかもしれないが、 なかったよね! サックスが「夜」吹ける マンションなんて! とある。 近所にミュージションという名前のマンションができるのは知っていたが、江古田の近くという…

ミュージション ミュージシャンは入れぬか?

4'33"

ケージの「4分33秒」を自分で演奏してみよう、というくだらないことを思い付く。演奏といっても録音機能がある波形編集ソフトを使って、4分33秒の無音のファイルを作っただけだが。CubaseなりPro Tools FREEなりを使えば、演奏時間がぴったり4分33秒のWAVEフ…

追記

だからといってオレはブログに対して否定的なのではない。当たり前だが。ただし「より多くのひとに公開すべき(したい)情報」とそうではない情報の違いは当然あり、それに応じて複数のサービスを使い分けるのは不自然ではないと言いたいのだ。たとえば2ちゃ…

懐かしさ

レコミュニに関するはてなダイアリーをいくつか読んで、ソーシャルネットワークという仕組みそのものに疑問を感じているひとが多いことを知る。しかしオレは、ソーシャルネットワークにある種の「懐かしさ」や「古さ」を感じてしまうのだ。 オレがインターネ…

273絶対零度にあと一歩

続レコミュニ

音楽配信サービスに関する複数の記事を手掛けているという事情もあるのだが、レコミュニにどっぷりと入り浸ってしまう。オレには音楽好きの友人知人がそれなりに多く、酒の席で音楽について語る機会も多い。しかしそこで話題になるのは、今後のレコード産業…

レコミュニ

そんなこんなでレコミュニの会員になりました。誰でも招待してやるぜぐははははと言いたいところですが、まだシステムが不安定ということもあり(なぜオレは曲をアップロードできない*1のだろう。オレみたいなセンスの持ち主は、レコミュニでは歓迎されてい…

レコミュニに誘い誘われ日が暮れて

レコミュニモード

「月詠」を観る。「ネコミミモード!」のオープニング曲がもっぱらが話題になっているが、エンディング曲もかなり狂っている。病み上がりのMIKADOというか、陵辱された初期ピチカートというか。いったい誰が作っているのかと思って公式サイトを調べたら、ス…

カネツネキヨスケ

id:kataru2000さんの 巨大なサイン波発生装置と格闘して作られたこの作品も、ソフトシンセのある現在なら猫がキーボードの上を歩くだけでできちゃうよと。 id:kataru2000:20041014#p1 という文章を読んで、以前から兼常清佐をキーワード登録しようとしていた…

リンクをたどって、オンガク

すでに更新していないようだが、ヤマハのおんがく日めくりが面白い(JavaScriptを使っていて、いつアクセスしてもその日の情報が掲載されるようになっている)。あらゆるジャンルの音楽家について、きちんと真面目な説明文を書いているのが、いかにもヤマハ…

レコミュニは誘い受けには適切か

Tシャツ

左翼革命家Tシャツなら、チェ・ゲバラよりもホー・チ・ミンがほしい。ベトナムに行けば売っているのだろうか。

装幀の選択権

先月、真鍋博展に行って知ったのだが、いまではハヤカワ文庫のクリスティー作品の装幀が、真鍋博のものではなくなっている。文庫本の装幀をより現代的にブラッシュアップするのは、よくあることだ。しかし古い装幀に愛着がある読者にとって、淋しい話ではあ…

趣味は読書

「最近の出版業界はオタクに迎合しすぎている」といった批判は、耳にしたことが多いだろう。たしかに「もえたん」や「わたおに」があんなに売れてしまう現状は、いささか異様ではある。しかしそれなりに名の知られた大学の文学部で教鞭を取っている知り合い…

履歴書に「読書」と書いて落とされて