2004-10-01から1ヶ月間の記事一覧

プラーゲ

ポスト細川周平との呼び声の高い細川修一さんから、『ソシオロゴス』27号をいただく。掲載論文「著作権制度とメディアの編制」をさっそく読む。文学作品では誰が「作者」で、何が「作品」なのか、容易に同定できる(現行の著作権制度が出版業界をモデルにし…

オンライン書店の自由?

と、冗談半分に書いたチェ・ゲバラの件だが、もしアマゾンが「左翼系の出版社の本を買ったユーザーは、左翼思想に共感している」といった「マーケティング」をおこなっているとしたら、少し不気味ではないだろうか。アマゾンではアカウントサービスを用いれ…

チェ・ゲバラに関する商品

ところで昨日、アマゾンから「Amazon.co.jpで以前に、チェ・ゲバラに関する商品をお買い上げいただいたお客様に、このご案内をお送りしています」という内容のメールを受信したひとはどのくらいいるのだろうか。オレは受信したのだが。 しかしオレは過去にキ…

迷い犬

ARTIFACTでおなじみの加野瀬さんの飼い犬が、行方不明になったようです。この日記を読者には、西東京市周辺の土地鑑のあるひとが少なくないはずなので、何かあったら加野瀬さんまでご一報を。 ペットの失踪は他人事とは思えないので、思わず書き込んでしまい…

プラーゲに搾取されたよニホンジン

エスケーエムティー

mixiで某氏から推薦された、Alexi & the Springアーティスト: Ryuichi Sakamoto出版社/メーカー: Kab America発売日: 2014/09/23メディア: CDこの商品を含むブログ (2件) を見るを聴く。Derridaアーティスト: Ryuichi Sakamoto出版社/メーカー: Kab America…

ハジョー

「波状言論」の最新号が届く。いま関心を持っている領域と重なるので、東浩紀、鈴木謙介、白田秀彰、真紀奈17歳の各氏が参加した座談会「知的財産権とネット・コミュニティ」を興味深く読む。音楽に話をシフトさせようとする鈴木謙介氏と、出版に引き戻そう…

インタネ

『INTERNET Magazine』を買う。この手の雑誌で知り合いが記事を書いていても、さすがに驚くことはなくなった。しかしある分野のスペシャリストとして、顔写真を公開してインタビューに応じていると、過剰にうろたえてしまう。自分から話したがるひとより、他…

コケてもよい だったらすぐに治そうよ

オタク産業

練馬駅前には品揃えのいい書店が少ない(そもそも書店の絶対数が少ない)という不満は、この日記でも何度か書いたはずだ。しかし漫画のコーナーだけは、ある書店では有名漫画家の生原稿が大量に陳列されていたり、ある書店ではサイン本が多かったりと、妙な…

妹属性

オレの妹が今月の29日に大泉学園のゆめりあホールで「オペラ コンチェルトの調べ」という演目に出るそうです。練馬区在住のかたは、ぜひどうぞ。

げんしけん オタクのための漫画なの?

世代

矢野徹に関するくだりで何の気なしに「第一世代」と書いたが、日本のSF作家を「第一世代」「第二世代」「第三世代」と分類することを、どれくらいのひとが知っているのだろう。 ちなみに、 第一世代 「昭和ヒトケタ」とその前後 第二世代 「団塊の世代」とそ…

はてな「百傑ダイアラー」世代分類

ぶはは。個人的にはまったく不快な企画ではないのだが、一点だけ文句がある。1970年生まれのアイドルであれば、永作博美ではなく、渡辺満里奈を挙げるのが妥当なのではないだろうか。少なくともマリナのほうが、はてな内での人気は高い気がする。要は永作と…

作家の矢野徹さんが死去

『折紙宇宙船の伝説』(ISBN:4150301239)のプロトタイプとなった短篇(筒井康隆が編集した『日本SFベスト集成 '75』(ISBN:4195776376)に収録されているもの。この短篇の読後感には強烈なものがあった)しか読んだことがないという怠惰な読者なので、もっ…

アマゾン、音楽配信参入を検討

詳細はまったく不明なのだが、どこまで期待できるのだろうか、これは。

矢野徹を「とおる」と読みし愚か者

ノスタルジーかもしれねぇが

このサイトの「私がディスクユニオンを辞めたわけ」という連載コラムは、ディスクユニオンに多少なりとも愛着がある音楽ファンなら必読。POSシステムの導入によって同店の品揃えが凡庸化したのではないかといった話は、あくまでも酒の上での冗談として語った…

POSレジがディスクユニオン堕落さす

セカイ系とウェブの普及

いわゆる「セカイ系」のアニメや小説は、ウェブが普及してから急激に流行するようになった。これはウェブそのものが、「セカイ系」的な構造を持っているからではないか。 ウェブ上で公開されている膨大な数の個人サイト群のほとんどは、少なくとも本人の意識…

二次会とDJイベント

神宮前でトミザワバキオさんの結婚式二次会。去年の秋から結婚式二次会と名の付くものに参加するのはこれで四回目だが、いずれの場合もレストラン内にDJブースを設置していたり、純然たるクラブイベントとして開催されている。楽器を弾けない(弾かない)音…

セカイ系ネットのセカイの写し絵か

歌謡曲の搾取

NHKアーカイブス「さらば日劇 青春の街角の半世紀」と「東京の山賊」を観る。「ダンシング・クイーン」といい、「ロックンロール・ミュージック」といい、「ショウ」向けにリアレンジされたポップ・ミュージックを聴くと、なぜここまで気恥ずかしくなるのだ…

オレを癒すな!

2525稼業のMP3を公式サイトからダウンロードして聴く。癒されそうで癒されきれない感じが、じつによろしい。

リスペクト

上の文章では「目新しいことはない」などと失礼なことを書いてしまったマスダ氏の発表であったが、PE’Zバージョンの「大地讃頌」を聴けたのは収穫であった。PE’Zのパブリックイメージからして、もっとエネルギッシュなアレンジなのかと思いきや、原曲へのリ…

夢の途中

昨日の日記はほとんどレポートとしての態をなしていないので、もう少しきちんとしたことを書こう。 パネリストは倉田喜弘さん、森川卓夫さん、増田聡さん(発表順)のお三方。森川さんと増田さんの発表は、それぞれ実務家、研究家としての立場から、現行の音…

今世紀 あらゆるジャンルにアーカイブ(希望)

デリディアン

帰宅してすぐに、ジャック・デリダの訃報を知る。それほど熱心に著作を読んだことがあるわけではないが、やはりいなくなると淋しい。 ともあれ、追悼。

学会参加

慶應義塾大学日吉校舎で開催された、日本音楽学会関東支部+日本ポピュラー音楽学会関東地区合同例会に参加する。学会と名の付くのものに参加するのは10年ぶり。しかも当時の開催場所も慶應日吉であった。 例会ではとにかく、倉田喜弘さんの話が面白すぎた。…

学会に十年ぶりに参加する