書くべきことはほとんどない。 「奥泉光は才能があるのに、本格的な奥泉論がないのはなぜなのか」や、「なぜオレは詩歌のたぐいは苦手なのに、俳句だけは好きなのか」ついて語ろうとも思っていたのだが、書き出すと長くなりそうなので、今回は省略。すみませ…

知人の結婚パーティに呼ばれているのだが、このところまったく散髪していない（行く時間がない）ので、髪がものすごいことになっている。明日も髪を切りに行く時間はなさそうだし、どうしたものか。おまけに服も、まったくの普段着しか身の回りにない。1日の…

ところで今日の日記のタイトル、誰の何という俳句のパロディなのか、分かりますよね。

そんなこんなで携帯電話がなるたびに、「原稿の催促の電話か？」と思って縮み上がる今日このごろ。そんな私生活は夢にも反映されているようで、オレは今日の明けがた、急にがばりと起き上がり、「あ、はい、はい、はい。えーと、その原稿に関しては、明日の…

いま抱えている2冊の単行本の進行がどちらも押しまくっており、しかもそれぞれの本を練馬のマンションと江古田のアパートで別々に書かなければならない（なぜそのような事態になったのか、詳細は面倒なので省略する）という特殊な状況に置かれているので、あ…

仕事でどうしても必要なメールにかぎって、いくら検索しても見付からないのはなぜなのだろう。嫌がらせ？ 陰謀？ バグ？ 仕様？ それとも仕事を忌避しようとしているオレが無意識的に削除したのか？

商業媒体に原稿を書くときは、「筆者」という一人称を採用することが多い。ものすごく真面目な文章にも、ふざけきった文章にも対応できるんだよね、「筆者」という一人称は。ニュートラルであるがゆえに、かえって無責任なことが言えるというか。

同じ学生運動といっても、1960年の全学連と1970年前後の全共闘には、かなりの差があったのではないだろうか。簡単に言えば、前の世代から受け継がれた「よいもの」をよりよいかたちで受け継ごうとしたのが全学連で、そうした「よいもの」を全否定しようとし…

かなり前に届いていたのに目を通す機会がなかった『音楽誌が書かないJポップ批評31 おニャン子クラブと永遠のグループアイドル』[amazon]を、ようやく読む。総じて「読み応えはあるが、殺伐としてはいない」というのが第一印象。ちなみにオレは「フレキシブ…

そんなこんなでいまどきの講談社ノベルスのライトノベル風のイラストには違和感があり、なかなか手に取る気になれないオレだが、過去の日本SFの名作をティーンエイジャー向きの装丁で復刊する講談社青い鳥文庫の戦略は、まったくもって正しいと思ってしまう…

はっきりしたソースがなかったので、この日記では触れなかったのだが、辰巳四郎が亡くなったようだ。オレにとって辰巳四郎は講談社ノベルスではなく、新潮文庫の筒井康隆の装丁を手がけたひとという印象が強い。山藤章二や真鍋博のシンプルな描線に較べると…

今回は特にこれといった争点のないまま、なし崩し的にはじまった選挙だという印象が拭えず、いまひとつ投票に行こうという気が起きなかった。おまけに仕事の忙しさならびにその他の事情で、不在者投票もままならず（そもそもオレは10年に1回ぐらいしか国政選…

テクニカル系の原稿を書いていると、能動態と受動態の使い分けに困ることがある。たとえばパソコンは「起動する」ものなのか、「起動させる」ものなのか。ユーザが主語なら「起動させる」、マシンが主語なら「起動する」が正しいような気もするが、「ソフト…

オレは今朝、いきなり起き上がって嬉しそうな笑みを浮かべ、「脳内プロ野球中継を12本も観ちゃったよ、ありがとう〜」と意味不明な寝言を呟いたらしい。いよいよ本格的に頭がおかしくなりつつあるのかもしれない。

何となく読書を中断していた『巨怪伝』[amazon]にふたたび取り組む。やはり正力松太郎が讀賣新聞に入社してから、俄然話が面白くなる。 戦前の新聞業界では、社主や中堅幹部が謀殺（未遂も含む）されるなんて、当たり前のことだったのだな。あと正力がプロ野…

今日は「野良猫保護+練馬」や「野良猫+沼袋」といったキーワードで検索してくるかたが目立った日であった。この記事を読んで、「ウチの地元ではどうなってるんだろう」と疑問に思ったのだろうか。何にしても、捨てるつもりなら飼うな！ あと「猫は好きだけど…

家庭内に平野レミがいる状態っていうのがちょっと信じられないのは、オレも同感であります。

ところでこの日記の愛読者で、かつオレが商業媒体に書いた原稿も読んでいるひとは、どのくらいいるのだろう。この日記はどうやら文学・思想系だと思われているようなのだが（少なくともはてなダイアリー - pele-meleのおとなりページの結果を信用すると、そ…

うう、あかん。仕事が煮詰まりに煮詰まりすぎて、今日は日記に書けるような面白いことがなかった。おまけに起き抜けから下痢再発。辛い。

オレよりも少し年上の知り合いが（法学部出身だったように思う）が、むかし「一度だけ犯罪に手を染めるのが許されるのだとしたら、脱税をやってみたい」と言っていた。 オレも毎年確定申告用の書類を書くたびに、日本の税制がある側面では非常に厳密で、別の…

ここを読んで、プロ野球の選手は制度上は契約社員であり、契約社員だからこそ年俸の額について毎年毎年会社と交渉しなければならないのだ、と何年か前に聞いたのを思い出した。「年俸制で働かされている契約社員」と表象すると、急にプロ野球選手への親しみ…