謀殺未遂

何となく読書を中断していた『巨怪伝』[amazon]にふたたび取り組む。やはり正力松太郎讀賣新聞に入社してから、俄然話が面白くなる。

戦前の新聞業界では、社主や中堅幹部が謀殺(未遂も含む)されるなんて、当たり前のことだったのだな。あと正力がプロ野球のルールをまったく覚える気がなかった(覚えられなかった)という逸話も興味深い。フロントと現場の対立という図式は、このころからすでに始まっていたのか。