辰巳四郎

はっきりしたソースがなかったので、この日記では触れなかったのだが、辰巳四郎が亡くなったようだ。オレにとって辰巳四郎講談社ノベルスではなく、新潮文庫筒井康隆の装丁を手がけたひとという印象が強い。山藤章二真鍋博のシンプルな描線に較べると、彼の絵は描き込みすぎの印象が強く、当時はあまり好きになれなかったのだが、70年代の筒井の作風には、じつはあの絵がもっとも相応しかったのかもしれない。合掌。