2007-06-01から1ヶ月間の記事一覧

「自分語り」と「事実」の相克(相克ってほどでもないか)

オレがインターネットを利用するようになってから今日にいたるまでの12年間にわたって疑問に思っているのは、なぜネットでは「自分語り」が嫌われるのか、ということだ。たしかにネットにかぎらず、周囲の都合を考えずに自分のことばかり延々と語っている人…

森先生は大人気

このところ日替わりで話題が変わっていて、「お前は何に興味があるのだ」という感じになっているが、ブログとはそうしたものではないか。 昨晩、ふとした気紛れで次のようなアンケートを取った。参議院選挙を前にした世論調査、といったたぐいのものではない…

湾岸工業地帯的リズム感

ペンギニズムアーティスト: 糸井重里,鈴木慶一,梅林茂出版社/メーカー: Sony Music Direct発売日: 2006/08/23メディア: CDこの商品を含むブログ (7件) を見るリアルタイムで買う機会はあったのに、何だか買いそびれていた糸井重里のソロアルバム(1980年発売…

弱いから打つ!

自分で買うことは滅多にないが、病院の待合室などにあるとつい熟読する雑誌のひとつに「Number」がある(そういう場では、「Number」くらいしか読みたい雑誌がないことが多い)。最近読んだバックナンバーに載っていた、開成高校野球部のレポートが面白かっ…

だいがくいんのきょうふ

唐突に書きたくなったので、大学院生時代の思い出を書く。「唐突に書きたくなった」以上のきっかけはない。 オレが通っていた大学院である日、OBやOGをまじえたパーティーが開かれた。おたがいに初対面の者が多いパーティーのつねとして、簡単な自己紹介と近…

あなたは日本語を褒められたいですか

いわゆる「嫌韓」や「嫌中」とされるひとは、海外で韓国人や中国人に間違えられた経験はないのだろうか。またもし間違えられたら、「あんな連中と一緒にするな!」と猛然と怒って、英語なりその国の公用語なりで激しく抗議するのだろうか。オレはフランスで…

アバターはご遠慮いただきたい

1日の夕方から2日の午前中まで、東京に滞在する。守秘義務やら何やらがあって、詳しいことを書くのは差し控える。 しかし往復の新幹線の車中で読んだ鈴木謙介『ウェブ社会の思想』(ISBN:4140910844)には大きな刺戟を受けたのは報告する。まだ第二章までし…