森先生は大人気

このところ日替わりで話題が変わっていて、「お前は何に興味があるのだ」という感じになっているが、ブログとはそうしたものではないか。
昨晩、ふとした気紛れで次のようなアンケートを取った。参議院選挙を前にした世論調査、といったたぐいのものではない。本当にまったくの気紛れである。
過去の10人の首相について、あなたが「もっとも評価できない」「まったく業績がない」と思う人を挙げてください。なおこれといった政治的な意図はなく、単なる好奇心にもとづいた質問なので、コメント欄で政治的な論争が起こっても、私からは積極的な介入はしません。

森喜朗が圧倒的なトップだったのは事前に予想できていた。このひとの首相としての業績といったら、「政治家の失言や失態に対する国民やマスコミの目が厳しくなった」くらいではあるまいか。宇野宗佑の不人気の根強さ(おかしな表現だが)には驚いた。さすがに票を投じたのは、30歳以上のユーザーが多かったが。いまの若いひとは宇野宗佑が何者であったのか、知らなくても不思議ではないだろう。ともあれセックス・スキャンダルに対する世論の厳しさを思い知らされた。
小泉純一郎村山富市は良くも悪くもいろいろと「やらかした」ひとなので、票が集まったのだろう。それ以外はどんぐりの背比べだが、これは評価するひとが多いからではなく、評価するも何も、これといった印象を残していないからだと推測される。
以下は個人的な話になるが、村山政権にはマイナス面もあったとはいえ、「村山談話」を残した価値は大きいと思っている。それから小渕恵三小渕恵三 - Wikipediaを読んで以来、何だか憎めない人物になってしまった。「政治家になるつもりじゃなかった」太宰に心酔する文学青年に、オレが悪印象を抱けるはずもない。それからWikipediaに抜粋が紹介されている、村山富市による小渕恵三の追悼演説も泣かせる。