2003-09-01から1ヶ月間の記事一覧

季節

昨日から急に涼しくなった。猫どももこの気候の変化には勘付いているようで、やたらとオレの膝の上に乗りたがるようになった。猫の平均体温は人間よりも高いので、オレの身体の上に乗っても体温が奪われるだけのような気がするのだが。

さすがに3日連続で新宿で遊んだのが堪えたのか、とんでもない時刻まで寝倒してしまう。目を醒ましたあとも何もする気になれず、ベッドの上で呆としてすごす。というか、乱酔の挙げ句に書いているので、昨日、一昨日の日記は文体が乱れておりますね。 沢木耕…

新宿の放蕩三昧ツケ来たり

Don't trust under thirty

T君と呑む約束があったので、18時過ぎには外出して新宿へ。T君は学生時代はダメなオタクの典型としか言いようのないキャラクターだったのだが(オレも他人のことは言えない)、いまではITベンチャー企業の取締役に相応しい貫禄を備えている。もって慶賀とす…

全身筋肉痛

昨日のPROMでやんちゃしすぎた後遺症か、全身筋肉痛。17時まで寝たり起きたりを繰り返す。老化現象? いやいやとんでもない。やんちゃの翌々日ではなく、翌日に筋肉痛が出るのはまだまだ若い証拠であろう。

醒めた貌で二十代が聴くスガシカオ

漂流者

沢木耕太郎『地の漂流者たち』(文春文庫)[amazon]を読む。60年代がまだ終わっていない時期に書かれた70年代のドキュメンタリー。もっと深く読み込んだ上でちゃんとした感想を書きたい。

PROM

雨の西新宿をとぼとぼと歩きながらPROMへ。このイベント、なぜかオレの仕事が忙しいときと開催時期が重なってしまうので、幻となった第一回にしか足を運んだことがなかった。最初は終電まで軽く遊んで帰るつもりだったのだが、'96年前後にネットを経由して知…

夜明けまでロックの宴の西新宿

よく判ります

高田日記より 俺はミステリでもSFでもどんなにいい作品でもライトノベルなにおいがするものはうけつけないんだよ!と言いたい。そのお気持ち、よく判ります。

新宿のH

ちょっと高くてもいいから旨いものが食べたい! というわけで新宿にあるHという牛タン屋へ。むかしは東口から靖国通りに出る途中にあったのだが、今年の3月に末広亭の近くに移転。それからは不義理をしていた。何しろ「移転先は末広亭の近く」という情報しか…

牛タン屋 ライトノベルに 打ち勝つ夜

定年退職後のオヤジ

今日はまったく仕事らしい仕事がない。昼過ぎに予防接種を受けさせに狩野を動物病院に連れて行ったあとは、やることがなくなってしまう。思い切り時間を持て余して、図書館に行ってぼんやりすごす。平日の昼間に公立図書館だなんて、定年退職した無趣味なオ…

やることのなさそのものをたのしめず

実力者

沢木耕太郎『若き実力者たち』(文春文庫)[amazon]を買う。小沢征爾や尾崎将司や畑正憲が「『若き』実力者」であることに、時代の流れを感じる。そしてこの本に取り上げられている実力者たちが、21世紀になってもでもそれぞれのジャンルの重要人物として活…

中国語

ところで中国人はパソコンで文章が打てるのだろうか。いや、打てないはずはないのだが、中国語は徹底した表意文字であり、「文章を音に変換して入力する」という習慣がないような気がするのだ。それとも日本語におけるローマ字に相当するものが、中国語にも…

思考と執筆

このところむかしの文学者の評伝をよく読んでいるのだが、口述筆記で原稿を執筆した作家が意外なまでに多い。折口信夫など、ほとんどすべての原稿を弟子に口述させていたそうだ。たとえそれが学術的な論文であっても、折口の文体には耳元で直接囁かれている…

休刊

去年から小説めいた小文を連載していた雑誌の休刊を知らされる。ギャラやネタ出しの苦労を考えると、決して「おいしい」仕事ではなかったのだが、個人的にはやり甲斐を感じていて、毎回気合いを入れていた。特にこの数回は満足の行く出来のものが続き、うま…

日本語に変化もたらす考筆一致

叱られる……

近所の書店で沢木耕太郎『敗れざる者たち』(文春文庫)[amazon]を買い求め、一気に読了。若書きゆえの拙さがないわけではないが、それでもやはり読ませる。 こんなに沢木耕太郎を称揚していると、野口武彦の偉いひとに叱られてしまいそうではあるが、「この…

集英社と講談社

ようやく練馬駅にたどりついた宿主と夕食。集英社のコバルト文庫と講談社のティーンズハート文庫の違いについて語り合う。コバルト出身の直木賞作家は多いが、ティーンズハート出身の直木賞作家は少ない。そもそもコバルトは川上宗薫、富島健夫、平岩弓枝(…

脱線

出張帰りの宿主を迎えに練馬駅へ。マンションから駅に行く一本道が大渋滞している。大泉学園で脱線事故が起こり、西武池袋線の池袋〜所沢間が止まっていることを思い出す。いつもは閑散としている北口のバス・タクシー乗り場も長蛇の列。JRと大江戸線を乗り…

事故起これども騒然とはせず練馬駅

沢木耕太郎『檀』(新潮文庫)[amazon]読了。沢木耕太郎の本は「私」が前面に出ているものよりも、客観的な取材者に徹したもののほうが完成度が高いように思う。いわゆる「沢木ファン」にとっては、前者の傾向が好ましいのかもしれないが。「私」を語ってい…

18年前

18年前に阪神が優勝したとき、亡父(アンチ巨人の阪神ファンにして、社会党支持者)が優勝祝いとして妹とオレに小遣いを1000円渡したことを思い出す。その小遣いでオレは筒井康隆『不良少年の映画史』(文春文庫)[amazon]を買ったのだよな、たしか。

レボリューション

阪神タイガース優勝の瞬間をテレビで見る。別に熱心な阪神ファンというわけでもないのだが、この手の「決定的瞬間」がテレビ放映されていると、つい見てしまうのだ(国会の首班指名選挙も熱心に見てしまう)。 それにしても外国人に何の予備知識も与えずに今…

ナニワ燃ゆ六甲下ろしも軒昂に

巨乳に解釈はない

中野の牛角で第3回輝け!人生レコード大賞の打ち上げ。オーガナイザーであるオレが父親を亡くしたり、仕事が異様に多忙になったせいで延ばし延ばしになった挙げ句、打ち上げ会場として予定していた店が改装工事のために休業中というナイスなオマケまでついた…

解釈なき乳房の上に身を沈め

沢木耕太郎『檀』を読み始める。書いているのは沢木耕太郎なのに、文体は檀一雄の奥さんの一人称という、やや特異なエクリチュールの伝記。むかしの文学者というのは、どうにもとっつきにくいキャラクターの人物が多いのだが、檀一雄と大岡昇平なら普通に付…