2006-02-01から1ヶ月間の記事一覧

2月11日

今日は建国記念日であるが、それらしいことは何もせず。午前中は仕事の打ち合わせ、夜は知り合いが参加しているクラブイベントに赴く。帰宅したのは、12日の朝の7時ごろ。 ちなみに靖国神社は8月15日に行くよりも、2月11日に行ったほうが、いろいろと面白い…

死と乙女

ネットを通じてごく緩やかなつながりを持っていたひと(共通の友人知人は多いが、本人とはあまり親しくなかった、むかし愛読していたサイトの管理人だった、など)の訃報に接すると、わけもなく動揺する。もっともらしく追悼の念を表明するのは嘘臭いし、か…

かにた婦人の村

沢木耕太郎『人の砂漠』(ISBN:4101235015)をぱらぱらと再読する。沢木作品でいちばん好きなのは、『テロルの決算』でも『深夜特急』でもなく、これかもしれない。いい意味での「若気の至り」がほとばしっているのだ。さらに日本が大きな転換期を迎えた1970…

これであなたもブログ通!

さっきNHKで、こんな番組の宣伝をやっていた。 http://www.nhk.or.jp/blogtv/ 「ブログ」というと、眞鍋かをりと中川翔子に依存する現状はどうにかならんか。どうにもならんか。

気恥ずかしい風俗

東京23区の市内局番が8ケタになった(1991年)けど、郵便番号が7ケタになる(1998年)前の風俗が、いま見ていていちばん気恥ずかしい。これは「10年前の流行は恰好悪いけど、20年前になると一周してお洒落になる」という一般的な法則に還元できる問題ではな…

最近のお仕事

ネットランナー 2006年 03月号出版社/メーカー: ソフトバンククリエイティブ発売日: 2006/02/08メディア: 雑誌この商品を含むブログ (7件) を見るまだ掲載誌が届いていないのですが、今月号の「ネットランナー」にはてなブックマークに関する短い記事を寄せ…

ボルヘスと性

ジュネーヴ時代にボルヘスの父は息子の性的晩熟ぶりを心配し、ボルヘスをとある娼家の、一人の娼婦のもとに送り出したことがある。しかしボルヘスは「父もこの女の客だったのかもしれない」という疑念にとらわれて、恐らくは童貞を失うに至らなかった。これ…

繋がっていく物語

浅野いにお『素晴らしい世界』(ISBN:4091572111,ISBN:409157212X)。ある作品では脇役として一瞬だけ登場した人物が、別の作品では主役として活躍することでゆるやかな連環が生まれるというあざとくなりがちな手法を、スマートに使っているのが心地よい。そ…

歴史学と教師

個性的な業績を残した歴史学者は、中学・高校の教師を勤めたあとでアカデミズムの世界に入り直すことが多いように思う。網野善彦がいい例。これには何か理由があるのだろうか。

今日のお買い物

という思想 (講談社学術文庫)" title="という思想 (講談社学術文庫)">という思想 (講談社学術文庫)作者: 原武史出版社/メーカー: 講談社発売日: 2001/10/10メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 15回この商品を含むブログ (31件) を見る近代日本の成立過程を、…

コストとリスク

「ネットで発言するのは、コストは安いがリスクは高い」 あるひととメッセンジャーで会話していたら、こんな話になる。いわゆる初心者のひとは、コストの安さばかりに目を奪われ、リスクまでは思いが至らないのだろうな。

ハードウェア寄り

むかしから気になっており、この日記でも過去に書いたことがあるはずだが、鉄道ファンとオーディオファンには女性が極端に少ない。これはつまり、興味の対象があまりにもハードウェア寄りになると、女性人口が一気に減るということなのだろうか。たとえばア…

ベッドルームで読書する100の方法

わが家の寝室にはパソコン、オーディオ、テレビ、電話といった電気的なメディアを一切置いていない。あるのは本棚とベッドと猫用のトイレぐらいのものである。 この部屋にいると、じつに読書がはかどることに、つい数日前に気付く。ケータイやインターネット…

エノタケ

何年も前に古書店で買い求めたのに、なぜか放っておいた*1安部公房『榎本武揚』(ISBN:4122016843)を読み始める。オーソドックスな歴史小説なのかと思っていたのだが、現代と過去が錯綜する構成や、複数の文体を織り交ぜる語り口は、やはりこのひとならでは…

小学生時代の照はショタ受けしそう

DEATH NOTE (10) (ジャンプ・コミックス)作者: 小畑健,大場つぐみ出版社/メーカー: 集英社発売日: 2006/02/03メディア: ペーパーバック購入: 2人 クリック: 46回この商品を含むブログ (377件) を見るアパートの近くにあるコインランドリーに置いてある「ジャ…

まともなプルコギ

松屋江古田店*1で夕食。プルコギ定食なるものがあるので頼んでしまうが、出てきたものはどう考えてもただのニラレバ炒め。韓国料理専門ではない店で出てくるプルコギは、往々にして大いなる誤解にもとづいている。 しかしオレはただ一度しか食べたことのない…

デコトラ

先月、あるひとに言われてふと気付いたのだが、いわゆる「デコトラ」らしいデコトラを見かける機会がこのところ有意に減っている。何が起こったのだろう。

古雑誌とわたくし

ブックオフ江古田店で「週刊朝日増刊 東京オリンピック案内」を買う。1964年9月20日発行。こういう史料的な価値がありそうでなさそうな古雑誌をぱらぱらと読むのは、わが生活における大きな潤いである。聖火リレーのルートがアテネ→イスタンブール→ベイルー…

Hotwired Japan : ゲイツとジョブズを同性愛カップルに見立てたウェブ小説

http://hotwired.goo.ne.jp/news/culture/story/20020617202.html 4年も前の記事に言及するのも野暮な話というか、リアルタイムでも読んだ記事なのだが、やおい関係の知識が増したいまになって読むと、新しい発見がある。最初はフィクションの登場人物のカッ…

中国MP3市場の実態(PDFファイル)

http://www.chinasurvey.jp/report/doc/digital10.pdf このレポート、けっこう面白い。安価でデザインのよい国産プレーヤーが多いので、中国ではiPodシリーズへの注目度はそれほど高くないそうだ。たしかに「愛国者」というメーカーの製品ラインナップを見る…