愚痴と近況

ロラン・バルト。撮影時期不明。

明日から数日間、銀行のATMが停止するので、その間に必要になる現金を明けがたに慌てて引き出し、もろもろの支払いを済ませる。手数料を考えれば昼間に駅前のATMまで行けばいいのだろうが、自宅から歩いて30秒のところに24時間利用できるATMが設置されているセブンイレブンがあると、徒歩4分のところにある前者が果てしなく遠く感じられるのだ。それにしてもフリーランスや個人事情主にとって、祝日とはさほど嬉しいものではない。銀行や役所は閉まっているし、取引先の出版社や編集プロダクションとは連絡が付かないし、どうしてくれるのだ。「平日の昼間なのに、なぜこんなところに中年男性がいるのだろうか」と不審に思われない点だけが救いか。
という愚痴はさておき、最近の仕事を報告。発売は今月の19日になるので、いま報告してもあまり宣伝効果はないかもしれないけど。

ここで初期のTMNの音楽性を使用機材から考察する2000字ほどの原稿、「1983年が“電子音楽”の転換点だった」(掲載時には微妙にタイトルが変わっているかも)を執筆。じつはオレは高校生のころ、TMN(当時は「TMネットワーク」という表記が一般的だった)がそれなりに好きだった時期があるのだ。その後はすっかり関心が薄れたが。「熱心なファンではないが、基本的なことは知っている」くらいの対象が、批評にしても紹介にしても書きやすい気がしてきた。興味のあるひとはぜひ。