ホットの誕生

クールの誕生

クールの誕生

池袋といえば、眼鏡を修理した帰りにHMVで上のCDを買ったのであった。実店舗で音楽CDを買うのは3年ぶりくらいかもしれない。いま2回目を聴いているのだが、あまりクールではない。えらくホットで賑やかな音楽に感じられてしまう。ビバップ全盛期をリアルタイムで知っている層には「クール」だったのかもしれないが、"Bitches Brew"(ASIN:B00000J7SS)が発売された年に生まれた身としては、どうも実感が湧かない。しかしこれも仕方がない。先鋭的な作品であればあるほど多くのエピゴーネンが生まれ、急速に古びていく。これは文学でも音楽でも美術でも何でもそうだ。それだけに「時代の先駆者」的な存在はのちのちに苦労することになる。
なおこのアルバムはNapsterでも配信されているが、最近は起動させるたびに「このページのスクリプトエラーが発生しました」と言われるので、ほとんど利用していない。しかし原因が解明したらまた愛用することになると思うので、契約を解除してアンインストールするつもりはないのだが。