落語を聴く

自宅から歩いて30秒ほどのところにあるコンビニの2階で「豊玉落語会」なるものをやっていたのが目に止まり、入場料も安いし、時間も空いていたので聴きに行く。観客は初老の男女が中心で、オレはあきらかに浮き上がっていた。スタッフから「お若いの」と言われる。噺家というと小柄で小太りなひとを連想するが、今日は前座も本番も長身痩躯で精悍な顔立ちの男性であった。たしか田村隆一は背が高すぎるせいで(178cm)、噺家になるのを断念したはずである。時代も変わったというか。なかなか面白かった。おまけに3月中旬に国立演芸場の公演のチケットまでもらってしまう。まったくの落語初心者なのに、こんなことでいいのだろうか。
おまけにこれから友人と夕食にでかけるし、午前中は溜まっていた洗濯物をコインランドリーで片付けながら朝日新聞の読書欄を読み耽ったり(『フランスの学歴インフレと格差社会』が面白そうだ)、何やらふつうの社会人みたいな日曜日である。

フランスの学歴インフレと格差社会

フランスの学歴インフレと格差社会