申告盛り

確定申告用の書類一式が届く。売れない作家が「申告漏れ」ならぬ「申告盛り」をやるというギャグがいしいひさいちの漫画にあるが、これは実際に確定申告を経験した人間でなければ笑いの勘所が判らないかもしれない。あまりにも去年の総収入が少なすぎると情けなくなり、税金が高くなるのを承知の上で多めに申告したくなるのだ。
オレはかつて上記のような理由で、出版されたのは去年の暮れだが、原稿料が振り込まれたのは今年の年初になるムックを、去年の収入(仕事)として申告したことがある。こういうケースは今年にしようが去年にしようが、違法にはならないらしい。