読むことと喋ること

実用フランス語検定試験の二次試験を受ける。試験の形式が自分が想像していたものとは若干異なっていたので戸惑う。口頭での質問に筆記で回答するのだと思っていたら、質問も回答も口頭であった。筆記ならまず間違えたり戸惑ったりしない箇所で大いにもたつき、自分が学んできたのは読むためのフランス語で、喋るためのフランス語ではないのを痛感させられる。たとえば不定冠詞を使うべき回答で定冠詞を使い、「あ、間違えた」と焦って部分冠詞で言い直すなど。何をやっているのやら。合格できるかどうか微妙なライン。一次試験合格者は次季に二次試験だけを受け直せるのだが、たった5分の試験のためにもう一度受験料を支払うのは、いささかためらってしまう。