読みかけの本

といっても、まだ序章を読んだだけだが。

哲学の誤読 ―入試現代文で哲学する! (ちくま新書)

哲学の誤読 ―入試現代文で哲学する! (ちくま新書)

大学入試によく出題される4人の哲学者、野矢茂樹永井均中島義道大森荘蔵の文章が入試関係者にいかに「誤読」されたのかを読み解き、そこから(高校の授業で教わる)「倫理」でも(文芸誌に載っている)「思想」でもない「哲学」とは何かを逆照射しようという試み。面白そうだ。読了したらもう少しまとまった感想を書く。
それにしてもこの顔ぶれを見ると、ニューアカデミズム/ポストモダニズム系の文章がいかに入試問題文としては不人気であるかが判る。それよりは彼らが書いているのが「哲学」ではなく「思想」なので、この本では取り上げられなかったと言ったほうが正確か。