直感を信じよ!(自己啓発っぽい)

新潟大学構内のローソン

実用フランス語技能検定試験の準2級と3級を受ける。何だってまた大学院でフランス文学を学んだ者が「基本的なフランス語を理解し、簡単なフランス語を聞き、話し、読み、書くことができる」(3級の受験要綱より)レベルの試験を受けるのかと訝しむ向きもあるかもしれないが、ひとにはそれぞれの事情があるのだ。放っておいてくれ。
自己採点したところ、3級は50問中41問正答、9問誤答(配点では79点)、準2級は50問中24問正答、16問誤答、10問正誤不明(「正誤不明」は聞き取りのテストで問題用紙に控えを取らなかったもの)という成績であった。合格基準点は3級で60点、準2級で65点*1なので、3級は何とかなるだろう。
久しぶりに試験なるものを受けてつくづく実感したが、直感的に「これが正解だろ」と思った問題は、あとで訂正しないほうがいい。疑心暗鬼にかられて訂正したせいで、結果として誤答になった問題のなんと多いことか。もしかしたら終了間際に試験官が口にする「残り時間が少ないので、解答用紙を見直してください」という言葉は、難易度を高くして試験に箔を付けるための陰謀ではないかと思えてくるよ。
それにしてもオレは日常的な慣用句と動詞の時制に弱すぎる。日常的な慣用句を知らないのは、そういうものを覚えるのが目的でフランス語を学んだわけではないし、フランスに滞在していた期間も短いのだから仕方がないと言い訳できるが、動詞の時制はわれながらどうにかしたほうがいい。"Qu'est-ce que vous voulez faire demain?"(あなたは明日、何をするつもりですか?)という問いに対して条件法現在ではなく直説法単純未来で答えるなど、初学者にもほどがある。
ちなみに3級は25名ほどが受験したが、男性はオレだけだった。ここに日本におけるフランス文化の受容の実態を垣間見てしまうのであった。

追記

ついでなので、受験会場だった新潟大学の構内にあるローソンの写真を載せる。大学内にコンビニがあるのは、オレにとっては珍しい光景だったので。もともとは大学正門の真正面にあった支店が移転してきたと思しい。移転前はアルコール類を扱っていたのに、いまはさすがに売っていなかった。でもほかの品揃えやサービスは豊富で、ほとんどの用がこの店でこと足りてしまうといった感じ。

*1:なお準2級の場合、筆記試験合格者はさらに面接を受け、それにパスしてはじめて資格が与えられる。