韓国の徴兵制度についていろいろ

いつまでも経っても第2巻が発売されないのを不審に思っていた、韓国の徴兵制度と現代文化を描いた漫画『軍バリ!』(ISBN:4063614492)だが、昨晩の深夜になって講談社の配信するネットショップMichao!でのみ、最終巻となる第2巻が購入できるのを知った電子書籍なので一般の書店では販売されず、パソコンも携帯電話も持っていなくて、かつインターネットを使える環境にないひとは読みたくても読めない。また専用のヴューワーが必要になる。
そして肝腎の第2巻だが、大事件を起こして無理矢理に終わらせたといった感が強い。もっと長くて、構成のしっかりした物語になると思っていたのに。第1巻ではメインの登場人物だった何人かも、第2巻には登場しない。
そういえば尹載善『韓国の軍隊』(ISBN:4121017625)も、途中で読むのが面倒になって放り出してしまった。著者個人の政治思想とは関係なく、韓国人男性は軍隊に属していた時期を「おお、われらが青春」のようにしみじみと回想する傾向にあり、それがどうも現代の日本人にはなじみづらい。だからこそこの漫画が中途半端に完結したのではないかと邪推してしまうのであった。