信夫ミク待望

初音ミク」(ASIN:B000VCZ75A)がこれだけ話題になっているのだから、男性(男声)版もあっていいのではないかと検索したら、やはりあった。しかも同じメーカーで、発売されたのは「初音」よりも1年半も前になる。おまけにYAMAHAのライセンスを受けているのも同じ。

VOCALOID KAITO

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おもに腐女子市場を当て込んだ製品だと思われるが、オレの眼の届く範囲内ではそれほど話題になっていない。どうしたわけか。DTMDAWといったほうがいいのかもしれない)ソフトをいじりまわして狂喜するのはオトコノコだけで、女性はあまり関心がないのだろうか。
ともあれヘテロセクシュアルの男性でありながら、女性よりは男性の歌声にエロスを感じるオレにとっては、魅惑的なソフトではある。しかし「男性らしい清涼感の有る日本語男性ボーカル!」と銘打たれると、いささか購入意欲が萎えてしまうのも事実。こちらは肺活量が少なそうな男性が「息も絶え絶え」といった調子で歌うヴォーカルにいかんともしがいエロスを感じるのである。実際に肉声を聴いたわけではないが、折口信夫の声はオレの理想とする男性(男声)なのである。