心理学と社会学

NHKにようこそ! 7 (角川コミックス・エース 98-11)

NHKにようこそ! 7 (角川コミックス・エース 98-11)

NHKにようこそ! 8 (角川コミックス・エース 98-12)

NHKにようこそ! 8 (角川コミックス・エース 98-12)

いつの間にか完結していた。ハッピーエンドということになるのだろうか、これは。登場人物の人間関係が共依存を陥っているため、はたまた引きこもり、フリーター、ニートと連載中の「流行語」がころころ変わったために、作品としてのまとまりを欠いたのだろうか。と、心理学と社会学の語彙で何でもかんでも語ろうとしているのが、1990年代以降の言説状況の欠陥だと指摘しているのは東浩紀だが、そういう本人がわりがわりと心理学や社会学と相性がいい気がしなくもない。まあ、戦略であえてやっているのだと言われたら、それまでなのだが。