非喫煙者の悲しみ

asap@anex. - Anytime smokin' the cigarette.
http://d.hatena.ne.jp/assa/20070415#p1
ああ。オレは仕事場ではなく、宴席で「非喫煙者の悲しみ」を経験したことが何度かある。
大規模な宴席がある。場を取り仕切る者は「大人」なので、喫煙者のテーブルと非喫煙者のテーブルを綺麗に分けて参加者を着席させる。こんなときにかぎって、たまにしか会えないひと、じっくりと議論したいひとが喫煙者なのである。非喫煙者のオレは喫煙者たちの会話から環境管理的に遠ざけられる。座の雰囲気がくだけてくるか、二次会、三次会になったときは、「喫煙者/非喫煙者」の壁など取り払われるが、そんなときはおたがいに泥酔して議論らしい議論ができなくなっているか、終電の時刻を気にしている喫煙者が中座している。結果としてオレは、「楽しかったけど、話し足りないことがたくさんあった」というもどかしさをかかえながらアパートに帰ることになる。どうすればいいのだろう。喫煙者たちの輪に強引に割り込んでも相手に気まずい思いをさせるかもしれず、こちらも濛々たる紫煙に何時間も耐えられる自信がない。かつては澁澤龍彦に憧れていた身、たまにはパイプでもくゆらせて、「準喫煙者」にでもなってみようかしら。

追記

はたまた喫煙者の女性と付き合っているときも、同種の悲しみを感じてしまう。非喫煙者であるオレに遠慮して、どこか申し訳なさそうに煙草を吸っているすがたを見ると、「ふたりきりなのだから、もう少しくつろいでもいいではないか」と言いたくなるではないか。