本当に恢復させる気があるのか?

成城トランスカレッジ! - リハビリ日数制限。
http://d.hatena.ne.jp/seijotcp/20070303/p3
去年の秋、オレはアパートの階段から転げ落ちて頭蓋骨骨折と脳出血して入院した、というのはこのブログを定期的に読んでいるひとなら知っているだろうが(さぞ聞き飽きたはずだ。申し訳ない)、打ちどころがよかったおかげで手術もリハビリもせず、実家でわりとのんびりとした療養生活を送れている。しかし打ちどころがよかったのが神様に愛されたからでも運が強かったからでも反射神経に恵まれていたからでもなく、単に蓋然性の問題にすぎないのは、オレ自身がよく判っている。もし傷がもう少し深ければ、もし「打ちどころ」がもう数センチばかり左脳側に寄っていたら、オレは長期のリハビリ生活を送るどころか、リハビリが不可能な状態になっていたかもしれない。
などと考えれば考えるほど、去年の4月から診療報酬が改定され、原則として発症後最大180日でリハビリテーション医療が打ち切られてしまったという現状には憤りを感じないわけにはいかない*1
「当事者だから偉い」「当事者だから発言する権利がある」といった言説には深い嫌悪を覚えるオレだが、この件に関しては「当事者になりえたかもしれない一員」として発言する。

*1:そしてこんなときには「本気」を見せる社会民主党共産党の国会議員には、大きな敬意を抱く。抱かざるをえないではないか。