わたしを馬鹿にしないで

わたしを離さないで

わたしを離さないで

「病気療養中という名の失業者なのだから、高いハードカヴァーは買うまい」というのが新潟に引っ越してからのモットーだったのだが、それがつい崩れてしまった。現代英米文学にはまったく疎いオレだが、ここまで話題になっていると読まずにはいられない。おまけにミステリーやSFの要素も盛り込まれているというのだから、期待は否応なしに高まってしまうではないか。
ただし読む前の期待値が大きすぎると、たとえ傑作であっても「いまひとつだったかな」と思ってしまいがちなのだけれどもね。