散文は大人の楽しみ

sociologbook | 2007/01 - はてなとかで思春期のガキが非モテがどうのこうのって書いてるの見ると恥ずかしさで死にそうになる
http://sociologbook.net/log/200701.html#eid74
「ブログとか書くのは三十過ぎてからにしとけよ!」には思わずうなずいてしまった。いや、オレは若いひとが書いているブログを全面的に否定しているわけではない。ただし自己表現の手段がブログ「だけ」になるのは健全ではないだろう。何も「ネットの世界にのめり込むと、リアルな世界が見失われる」みたいな一般論が言いたいわけではない(「リアル」を「ネット」の対義語として使うことにも違和感があるのだが、また別の話なので、ここでは詳しく触れない)。ブログにかぎらず散文によって自己表現するのは、それなりに「すれっからし」になってからやることで、若いうちは楽器を弾いたり、絵を描いたり、詩を書いたり、スポーツをしたり、反戦デモに加わったほうが実りの多い時間をすごせるはずだ。ブログはそうした活動から得られた成果を報告する場として使ったほうがよく、「ブログ(ネット)についてブログで論じる」を繰り返していると、悪いスパイラルに巻き込まれるだろう。