ニュースに貴賤はない?

すでにいろいろなひとが指摘しているかもしれないが、最近の「報道ステーション」は社会的・政治的に大きな影響のあるニュースではなく、「市井の大事件」めいたものをトップで報じることが多い(そしてこの時点でテレビのスイッチを切るので、ほかにどのようなニュースを扱っているかをオレは知らない)。これでは夕方にやっている「ゆるい」ニュース番組と変わらないではないか。「ニュースに貴賤はない。われわれはわれわれにとって価値のあるニュースを報道するのだ」と言われたら反論のしようがないが、「ニュースステーション」時代からのファンからすると、この変質はやや異様に感じられる。特殊な事情でもあるのだろうか。いまどき民放地上波の報道番組に期待を寄せているオレが、時代遅れなのかもしれないけどね。