所詮は男性

Hopeless Homeless - 吉田秋生への違和感
http://d.hatena.ne.jp/akio71/20061215#1166159381
とても興味深い記事だが、吉野朔実よしながふみにはそれなりに詳しいが、メインで論じられている吉田秋生には疎く、「インテリ男性やサブカル好き男性が誉める少女漫画しか読まない男性」の典型であるオレが議論に加わっても混乱するだけなので、紹介にとどめる。
ただ個人的な関心事を書くなら、初期はハリウッド映画や海外ミステリーを思わせるサスペンス作品を描いていた吉野朔実が、『少年は荒野をめざす』(1985年)をきっかけに急速に「内面化」したきっかけは何なのだろうと、たまに考えることがある。だいたいこの時期から男性が少女漫画を読むのが珍しくない光景になり、デビュー誌が少女漫画誌ではない女性漫画家が増えたのだが、関係はあるのだろうか。
あと『純情クレイジーフルーツ』を読んでいた男性はそれなりにいたような記憶があるのだが、いざとなると高橋源一郎と自分自身しか思い出せない。