アイダアキラ

新潟市役所に行き、転入届を提出し、国民健康保険証をもらう。練馬区民でも新潟市民でもないデラシネ生活は、10日で幕を閉じた。
帰りに今週号の「AERA」を買い、間章をテーマにした青山真治ドキュメンタリー映画『AA』が公開されるのを知る。つねにアヴァンギャルドな世界を追求したこと、まったく同じ年(1978年)に早世したこと、無名時代の坂本龍一と交流があったことという共通点があるため、間章は何となく阿部薫と印象が重なる音楽批評家である。オレの学生時代は都心の大型書店に行けば辛うじて著作が入手できたが、いまではどうなのだろう。
なおオレは間章の著作は、ロックに関する文章をまとめた『僕はランチにでかける』しか読んでいない。ジャズの面白さしか理解できないひとが、無理をしてロックを評価しようとしている印象が強かった。
なぜその程度の印象と情報しか持ち合わせていない人物をあえて日記で取り上げたかというと、彼がオレと同じく新潟市の出身だからである。たとえ不本意な理由であっても、地元に帰るとなると愛郷心に目覚める自分が恥ずかしいが。
なお参考として、間章とは高校の数年後輩にあたる人物が作っているサイトを紹介する。

僕はランチにでかける
http://www.geocities.co.jp/Bookend-Kenji/9548/