芳崎せいむ『金魚屋古書店』

捏造される「昭和50年代」というノスタルジーといってしまえばそれだけだが、流行りもののを追いかけるほどミーハーではなく、かといって特定の作家に入れあげるほどマニアックでもなかった中途半端な漫画好きであったオレにとって、ひたすらまぶしい世界がここにはある。