いくら読んでも、答えはありません

たったいま、愛子さまの近況をネットで観たのだが、不覚にも感動してしまった。とある絵本を熱心に読み耽り、いろいろな感想や質問を口にする長女(愛子さま)に向けて、父親(皇太子)がたったひとこと言ったのは、


いくら読んでも、答えはありません。*1
そう、どれだけで読んでも「答え」が見付からないのが、文学なのだ。読んだらすぐに「答え」が見付かるような作品は、文学の名に値しない。それを幼子に優しく教え諭す皇太子は、理想の「教育パパ」なのではあるまいか。

*1:コメント欄でid:tokoriさんから指摘されたように、これは「読んでも」「答え」ではなく、「呼んでも」「応え」だったようです。ブンガク的に解釈しすぎて、お恥ずかしいかぎりです。