サイコロ

水曜どうでしょう」のサイコロシリーズを、DVDでリリースされているものはすべて観る。北海道から離れずに生活してきたひとは、「本州」に対して非常に大雑把な地理感覚しか持っていないことが判る。

そういえば大学院の修士課程を出て東京の会社に就職するまで、ほとんど札幌で生活してきた友人は、「京極夏彦の『魍魎の匣』をはじめて読んだとき、作中に出てくる地名が実在のものなのかどうか判らず、ほとんど『異世界ファンタジー』として読んでしまった」と語っていた。オレも中学生のときに山田正紀の『虚栄の都市』を読んで、似たような感想を持ったのだが、さすがに「異世界ファンタジー」とまでは思わなかったなあ。