2007-02-18から1日間の記事一覧

邪心ある読書

由良君美は「ある主題の論文を執筆せんがために、体系的に書物のリストを制作し、それを秩序付けて読み進めるという研究の仕方を認めようとしなかったし、そもそも論文執筆のための労働としての読書という考えを拒否していた」(「先生とわたし」より)そう…

師弟

四方田犬彦「先生とわたし」を読了する。個人的な回想から離れて「師弟とは何か」を問い始める「間奏曲」から文章の密度が上がり、内容が純化される(もちろんそれまでがつまらないわけではない)。ここを本当に単なる「間奏曲」だと思って読みすごすと、東…

昨日の記事について

昨日の記事、「メンタルヘルスと治療」の後半で「メンヘル系」に言及したところ、何人かの知人から安直さ、無知さを指摘されました。この記事はもとはオレ自身の個人的な体験談で話を終始させるつもりでしたが、それだとウェブ上ではあまり触れたくないこと…