2004-02-01から1ヶ月間の記事一覧

お猫さまデブにはデブの役目あり

ゴーストライターズ

椎名桜子がデビューしたときは、「どうせあんなの、ゴーストライターが書いてるんだろ」と揶揄されたのに、綿矢りさはに関してはそうした声がまったく聞かれない。読まずに批判しているひとも、読んだ上で批判しているひとも、読んで誉めているひとも、読む…

「萌え」の構造

新宿にてマスダ氏と歓談。『「萌え」の構造』を書くようにけしかけられる。そんな大それたテーマの著作をオレが手掛けられるかはともかくとして、酔いどれた頭で帰宅しながら、「萌え」を理解できるかどうかは文化資本の差に由来するのだなあ、と感じる。も…

萌えてるか萌えてないかで決まるもの

あならいず・みー

先週に引き続いて、「マリア様がみてる」の録画に失敗してしまう。もはやフロイト的な抑圧でもあるのではないかという気がしてきた。誰か分析してくれ。

ぼんやり/意識的

80年代から増えたのは、不満を抱えた「意識的な」女の子と、とくに現状に不満のない「ぼんやりしている」男の子、そして、その両方の要素をもった「感受性の強い」オカマっぽい少年です。この基本的な構図は、いまにいたるまで続いていると思います。(仲俣…

分析を待ち焦がれているオトコノコ

権威的なメディア?

Googleで「MLM」を検索したら、MLMに肯定的なサイト、実際にMLMを運営しているサイトばかりが上位に表示され、MLMをネガティブに捉えているサイトはほとんど発見できなかった。いわゆるひとつのSEO対策の偉大なる成果なのかもしれないが、それにしてもこの状…

MLM ねずみ講じゃないんだよ(表向きは)

どうでもいいが

この本を書いたのはオレじゃねぇぇ!

オレンジ色の表紙

昨日、勢いで買ってしまった谷川流『涼宮ハルヒの憂鬱』(角川文庫)[amazon]を読み始める。ライトノベル系のSFやミステリにはどうにも馴染めないのだが、これなら読めそうな感じがする。角川スニーカー文庫って、カバーを外せばオールドスクールな角川文庫…

今日のアマゾン

阿部和重『アメリカの夜』(講談社文庫)[amazon] 渡辺益好/鈴木政浩『萌える英単語 もえたん』(三才ブックス)[amazon] 『もえたん』を買ったのは、ひとえに『アメリカの夜』だけでは送料が無料にならないからだが、240円の送料を節約するために1200円の…

日常

20:00から神保町で打ち合わせ。編集サイドから持ちかけてきた企画が、個人的にやってみたいと思っていた(けど、需要があるのかどうか判らなかった)企画とぴたりと一致する。こういう瞬間は嬉しいね。とある企画がペンディングになったせいもあって、去年の…

もえたんを買いたいがため言い訳す

ギョーカイ人

仕事がひと段落ついたところで、友人の結婚パーティーのために高円寺マーブルトロンへ。ネット上では以前からおたがいに知っていたが、実際に会うのは初めてのひとから、「口髭とかたくわえていそうな、いかにもギョーカイ人っぽいルックスだと思ってたのに…

受験生

本日も原宿で作業。竹下通り口の吉野家で早めの昼食を食べていたら、となりの席の若者がしきりにこちらを気にしはじめる。何だろうと不思議に思っていたら、「受験生ですか」と訊かれる。受験生。日曜日の原宿というロケーションには似つかわしくないせかせ…

受験生に間違えられるギョーカイ人

でもいつかは終わるのだよ

『げんしけん』第2巻[amazon]を買う。これは「オタクが出てくる漫画」であっても、「オタクのための漫画」ではない。むしろ仲俣暁生が指摘しているように山本直樹の『あさってDANCE』などと同じ系譜の、「特に劇的なことがあるわけでもない、というかあって…

あたし、はじめてなの

今日もまた原宿のKさんの事務所で校正仕事。合間に蒲地輝尚『はじめて読むC言語』[amazon]を読み進める。 これまでに読んだことのあるコンピュータ系の専門書籍では、別格の判りやすさ。階層の低いほうから高いほうに解説する(『プログラムはなぜ動くのか』…

はじめてのプログラミング気恥ずかし

日常

江古田で散髪する。オレはだいたい平日の昼間に散髪するのだが、かならず「今日はお仕事はお休みなんですか?」と訊かれる。正直に答えると、さらにいろいろ訊かれそうで鬱陶しいので、「在宅でコンピューター関係の仕事をしています」みたいに答えることに…

今日読んだ本

とりあえずひとくち感想のみ。詳しい感想は明日以降に追記。特に『ポスト・ムラカミ〜』は、長めのレビューを書いてみたい。 仲俣暁生『ポスト・ムラカミの日本文学』 [amazon] 非常に明快。とりあえず阿部和重の『アメリカの夜』は読まねば。 よしながふみ…

中年もムラカミ以降を読まんとす

黄薔薇革命はもう終わり

「マリア様がみてる」の録画に失敗する。叱られる。

件の人物のおじさんは、「売春はたましいに悪い」と言っていた

やまのあなたのそらとおく…… 何が起こっている(いた)のか、判っているようで判っていないひとは必読ではないかと。

Fate

一部で人気を呼んでいる「Fate/Stay night」[amazon]というゲームの体験版で遊んでみる。細切れに少しずつプレイしているので、まだ話の全貌をつかんでいないのだが、とりあえずエロ云々とは関係なく楽しめそう。買うかも。

根本夢

今日の夢。ある中年男性が歌手デビューする。実際は「天然」系のキャラクターがウケているのに、本人は自分の歌唱力が正当に評価されていると信じている。ところがある日、自分が世間からどう見られているかに気付いてしまう。「こんな扱いはひどい」と怒り…

たましいの自殺未遂も夢の中

顔写真

ところで前出の『私生活』[amazon]を立ち読みで済ませたのは、表紙に高橋源一郎の倦みつかれたモノクロ写真が使われていたからだ。ミュージシャンが自分の顔写真をジャケットに使うのは別に不思議なことではないのに(むしろ普通のことだ)、小説家が同じこ…

ハラジュク

午前中から原宿で仕事。 最近出たエッセイ集『私生活』[amazon]のなかで、高橋源一郎は「原宿は住むには悪い街ではないが、夜、ふらりと食べに行ける店がない」と不満を漏らしていた。たしかにここまで「労働」の匂いのしない街は、東京のなかでも珍しい。も…