顔写真

ところで前出の『私生活』[amazon]を立ち読みで済ませたのは、表紙に高橋源一郎の倦みつかれたモノクロ写真が使われていたからだ。ミュージシャンが自分の顔写真をジャケットに使うのは別に不思議なことではないのに(むしろ普通のことだ)、小説家が同じことをやると途端に不自然になったり、安っぽくなったりするのはなぜなのか。