セルフノーコントロール

さっき「花粉症じゃない」とTwitterに書き込んだら、あるひとから「え、鈴木さんって花粉症じゃないんですか」と驚かれてしまった。ウェブ上に発表しているテクストの雰囲気からして、いかにも花粉症患者らしい印象を受けるらしい。オレはアトピー性皮膚炎と喘息を患っているのだ。これで花粉症になったら、快適に過ごせる季節がなくなってしまう。日塔奈美みたいに、花粉症で現代人気取りをするつもりなどない。
ウェブだけではない。実際に面識のあるひとのあいだでも「体質的にアルコールを一滴も受け付けなさそう」「食べ物の好き嫌いが激しそう」「お姉さんかお兄さんがいそう」「スポーツをやってそう」「理系っぽい」と、まったく実態から掛け離れた印象を持たれてしまう。政治家や芸能人じゃあるまいし、セルフイメージをたくみにコントロールする気にはなれないのだが、ここまで誤解が多いと何か自分は大きな欠点を抱えているのではないかと思えてくる。
もっともショックだったのは音楽系のメーリングリストで知り合った10歳くらい年下の女性から、「上野俊哉みたいなひとだと思ってたけど、全然違っていた」といわれたこと。いや、上野俊哉に特に恨みはないのだが、何となくあのひとに似ているとは言われたくないのだ。上野俊哉のほうも迷惑に思っているだろう。オレのことなんて知らないと思うが。