フランス的大阪人?

殊能将之の個人サイトより引用する。

 旅行中、大阪にいるんだなあ、と最も感じたのは交差点に警備員が立ってたことだね。
 通行人の前に立ちはだかり、「赤信号になりましたから横断しないでください」「もうすぐ青に変わります。しばらくお待ちください」と信号無視やフライングを牽制していた。信号と待ち時間表示に加えて、これだよ。
 ま、わたしの見聞では、通行人の約半数が信号無視していたから、このくらいやらないとだめなのかな
a day in the life of mercy snow

そういえば名古屋文化圏に生まれ育ち、大学生から社会人1年目までを関西ですごし、それから東京で暮らすようになった知り合いも、「なぜ東京のひとは信号を律儀に守るのか」と呆れていた。よほど自動車の往来が少ないときでなければ、信号はきちんと守るのがこちらとしては当たり前である。呆れられても困る。「交差点に警備員が立って」いる光景など、想像も付かない(オレは生まれてこのかた12時間くらいしか、大阪に滞在したことがない)。大阪では日常的な光景なのだろうか。だとしたら大阪はかなりフランス的な都会だということになる。警備員を持ち出してまで交通整理に乗り出そうとしないのが、日本とフランスの大きな違いだが。