放送と出版

日本の個人サイトの運営者を見ていると、頻繁にリニューアルして過去ログをどんどん消去するひとと、過去に発表したコンテンツを滅多に消去しないひとの両極端に分けられるのではないか(後者のほうが圧倒的に少数派だが)。どこからこのような違いが生じるのかと考えると、個人サイトを放送の一種として捉えるか、出版の一種として捉えるかにある気がする。放送の場合は特別な機器を用意しなければ過去の作品を保存できないが、出版の場合は一度公表したものは事実上は回収不能になる。そしてふだんどんなメディアに接しているかで、そのひとのネットに対するスタンスも変わってくるのではないかと思ったのだが、さすがに話を広げすぎだし、例外も多いので、このくらいで切り上げる。