ある界隈

できれば足を運びたかったイベントがあったのだが、連日の不規則な生活がたたり、目が醒めたのはメインの講演が終わりかけたころ。天候も悪く、行く気を失う。
講演のテーマもさることながら、講演者が10代後半の自分に強い影響を与えた知的サークルの一員であることが、珍しく積極的に外出したくなった大きな理由。あの時代にあの界隈で活躍していた者のほとんどが21世紀初頭に鬼籍に入っているとは、大学生のころは考えてもみなかった。現代日本の平均寿命からすれば、極端に短命なひとたちばかりではないのだが。会ったからといって何が変わるわけでもない? ミーハー根性が満たされるだけ? そりゃそうなんですけどね。