リテイクからリミックス

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:序』を鑑賞。「前半はただのリテイクだが、後半は本格的なリミックス」というのが第一印象。前半(テレビ版の第1話から第4話まで)はテレビ版の名シーンの数々が丁寧に作り直されているが、それだけといってしまえばそれだけであった。おかげで10分くらい、居眠りしてしまった。しかし「ヤシマ作戦」を描いた後半から一気に作品のテンションが高まる。テレビ版で見飽きているはずなのに、思わず惹き込まれる。特にあのキャラクターがいきなり登場したのには驚いた。
あとこの映画、エンディング・ロールが終わっても席を立ってはいけない。なぜなら最後の最後でおなじみのBGMとともに「破」編の予告編が流されるからである。詳しく書くと書いてしまうとネタバレになるが、来年の早春に公開予定の「破」編が文字通り破綻した(いい意味で)作品になりそうで、いまから楽しみである。
観る前からすでにストーリーを知っている映画の感想を、ネタバレに配慮しながら書くのは難しいなあ。