内科医漫画はどこにある?

小学生のときに『ブラック・ジャック』に夢中になったせいで、その後に出現した「天才的な外科医が活躍する漫画」はどうしても『ブラック・ジャック』の二番煎じのようにしか思えず、読む気になれなかった。でもこれは平凡な研修医が主人公のようなので、読んでみた。
しかし新編がしょっぱなから「移植編」だったので、「これも外科医漫画か」と落胆した(けど、面白く読めた。それは小賢しく立ち回るのが苦手で、何でも正攻法で問題を解決しようとする主人公に、何やら共感めいたものを覚えたからだ)。なぜ内科医が主人公の医療漫画は数が少ないのか。Wikipediaで調べるかぎり、正編では「小児科編」や「精神科編」もあるようなので、順番に読んでいくべきだろうか。
昨日と同じようなことを繰り返しているが、世間的には「ご同類」と思われていても、漫画や映画では魅力的に描かれるものとそうでないものがあり、その落差がちょっと気になっているのだ。外科医のやっていることはスポーツ選手や芸術家と同じようなもので(当事者や描き手の意識はともかく、受け手はそう思っているかもしれない)、それゆえにドラマを作りやすいのだろうか。